お店近くのティールームで俺たけひろ、たかし、佳純で碧唯と真紀子のふたりがくるのを待つ。10分ほど待つと、おそろい、色違いのストライプ柄ワンピースを着たふたり組の女の子が席をチラッと視線を送ってきた。“男”と会うこと。しかも大人の“男”と会う。
ごはんをご馳走する。洋服を買ってあげる。お金をあげる。女の子に“男”がそうするのは、女の子の身体が目的だから。
「あの人たちだよ」とリードする碧唯、無言で聞く真紀子。活発な碧唯と従順でおとなしい真紀子、性格が最初から透けて見えた。
「あの、こんにちは。」碧唯の声。真紀子は横で恥ずかしそうに会釈する。嬉しくなった。碧唯のかわいい唇から高い声と思っていた通りのかわいい顔。たかしの顔を見る。満面の笑みだ。あいつは真紀子を見ての満足感だ。
「あたし、153㎝なんだ」佳純が切り出す。「え~、あたしたちとあんまりかわらないっ」「いくつ?」
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