美咲と付き合い始め、僕は痴漢師を廃業した。これ以上用もないのに電車に乗り続けても、美咲以上の少女と出会えることはないだろうし、うっかり他の子に痴漢してしまい、騒がれて逮捕にでもなったら、美咲に会えなくなってしまう。
つまり僕にも、やっと、失いたくないものができたということだ。
パソコンに保存していたエリス女学院の、美咲以外の子のファイルも、全て削除してしまった。
以前のように、パソコンやスマホでロリ少女の画像や動画を検索しても、楽しめなくなっていた。どの子も美咲ちゃんほどは可愛くなかったし、スク水やパンチラ胸チラ画像など、所詮一番見たい部位は布で隠されているものだ。なにしろ、1日ガマンすれば、美少女JCの勃起したピンクの乳首や、ピッタリ閉じたアソコの襞の、その奥までが見放題なのだから。
本を読んだり、借りてきたDVDを見たりして過ごしたが、元々そうしたものにのめり込む方でもなかったので、次に美咲に会える時までの時間を待ちつぶしているだけだった。
そんなある日、ベッドで激しく求め合ったあと、彼女がふと思い出したように
「ねえ、私と会ってない時って、何してるの?」
と聞いてきた。
「ああ、本を読んだり、見たかった映画をDVDで見たり、とかかな」
すると美咲は、少し間を置いてから
「お仕事、しないの?」
と聞いた。
僕があくせく働かなくても、十分暮らしてゆける立場なのは、彼女にも分かっている。だがそれでも、自分の彼氏がニートのように、毎日暇をもてあますだけでいるのは不安なのだろう。
「前にも話したけど、僕は父がやっていた会社の社長なんだ。でも仕事の内容は全然分からないから、出社してもやることもないし、周りに気を遣わせるだけだから…」
僕がそう言うと、美咲は、ちょっと考えてから
「社長さんじゃなきゃ、ダメなの?」
と聞いた。
僕はこの言葉に、初めは苦笑した。やっぱり、中2の少女に大人の事情を分かってもらうのは難しいか…
だがすぐに、「まてよ?」と思い直した。
そもそも僕は、父が経営していた会社の業務に興味がない、というよりあまり好きじゃなかった。不動産という仕事に、勝手に胡散臭いイメージを持っていたのだ。なのに、叔父に頼み込まれたからとはいえ、そこの社長になってしまった。
社長なのに、部下に仕事を教わるのはみっともない。叔父は忙しくて教えてくれない。でも僕はそれを、仕事を覚えない言い訳にしていたのだ。この矛盾を、聡明な彼女は、指摘したのだった。
つまり、仕事を覚えて本物の社長になりたいなら、新入社員からやり直せばいいんじゃない?と。
「そうだね。美咲ちゃんの言うとおりだ。何かうまい方法がないか、叔父さんと相談してみるよ」
僕が素直にそう言うと、美咲は「よかった」と言って、とても嬉しそうに微笑んだ。
翌日、久しぶりに出社して、叔父にこのことを相談した。叔父は「その言葉が聞きたかったんだ!」と感激し、すぐに、付き合いのある同業者に、中途採用で入社できるよう取り計らってくれた。
父の遺した会社の社長は続けながら、副業として、その会社の新入社員になり、いちから鍛えてもらうことになったのだ。
美咲にそのことを報告すると、とても喜んでくれた。
「でも、そうなると今までみたいに、平日には会えなくなるよ?」
「大丈夫。そしたら私は、図書館で宿題とか済ませちゃうから。お仕事終わってからデートしよ?」
と言ってくれた。
それから僕は、叔父が斡旋してくれた会社で仕事を覚えながら、ほぼ1日おきに、美咲を夜のデートに誘った。高級レストランで食事したり、映画のナイトショーを見たり。デートの最後は僕のマンションに連れて来て、セックス。時間がないときは、ホテルも利用した。
ホテルといってもラブホではない。そんな下品な所はセレブな美咲ちゃんには似合わなかったし、通報されるリスクもある。
僕たちはいつも、駅前のシティホテルを利用した。そういう所は宿泊なしでもそれなりの値段だったが、僕がちゃんと身分証明書を提示し、美咲ちゃんのことを「妹です」と説明すれば、それ以上詮索されることはなかった。
中学生の彼女と、そんなデートが許されたのは、彼女の父親が海外にいてめったに帰ってこなかったことと、監視役のはずのメイドさんが、僕との交際に協力してくれたからだった。
その意味で、僕たちはとてもラッキーだったと思う。
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