美咲ちゃんがシャワーを浴びている間、僕は必死に考えた。
『あんな純粋な子を、騙して抱いてしまって、いいのだろうか?』
僕は前の日、彼女をレイプした。でもそれは彼女の意志を無視した、身勝手な行為。やられた方からすれば、犬に噛まれたようなものだろう。
けれどもし、『好きだ』『彼女になって』などと言ってその気にさせて抱いたなら、それは裏切りになる。
僕は女子中学生専門の痴漢師をするような最低の男だが、子供相手に騙しや裏切りができるほど、非道にはなれなかった。
だがその時ふと、疑問が湧いた。
『いったいなぜ美咲ちゃんは、俺のしたことを求愛だなんて思ったんだ?』
確かに僕は、1ヶ月もの間、早起きをして逆向きの電車に乗り、彼女の駅に通った。
だがそのあと僕がしたことは、離れた場所からじっと彼女を見つめ続ける…とかではなく、密着し、スカートの中に手を入れ、彼女のアソコをしつこく愛撫することだった。
それも、ショーツの上からだけではなく、最近ではほぼ毎回、股布をかき分け、ピッタリ閉じた襞を広げて中を弄った。膣穴の入り口を、円を描くようになぞったりもした。
美咲ちゃんをトイレに連れ込んでセックスする、という計画を立てなかったら、膣に指入れをして処女膜を傷つけていたかも知れない。
そんな僕の行為に、美咲ちゃんは一度もイヤな顔をしたり、泣いたりせず、いつも頬を紅くし、呼吸を荒くした。つまり、感じて気持ちよくなっていたということ。
『美咲ちゃんが、俺とカップルになった気がしてたのは、俺が熱心に求愛したからじゃなくて、俺に気持ちよくしてもらってたからじゃないのか?』
女子中学生にだって、もちろん性欲はあるだろう。きっと彼女は、性的快感を繰り返し与えてくれる僕に親しみを覚え、『好き』という気持ちと錯覚したのだろう。
僕は僕で、いつもいい反応をしてくれる美咲ちゃんが一層かわいく思え、夢中になった。
『なんだ。似た者同士じゃないか』
それなら、告白して彼女にして、抱いたとしても罪はない。要はそのあと、ヤリ捨てにしないで、ちゃんと大事にすればいいのだ。
そう。僕はセレブでお嬢様な、美咲ちゃんの、彼氏だ。
僕が安堵してニヤつき始めた所で、彼女がシャワーから出てきた。
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