私が「脱がしてよ」というと、ゆうはまた、絶句して驚いていた。
まったく、何で私が女の子らしいリアクションをする度に、彼はこんなに驚くのか。
でもそれは、元はといえば私のせい。
『東京から来た特別な男の子』に恋をして、勝手に、自分をこの因習の村から連れ出してくれる、王子さまだと期待し、それが無理と分かると、勝手に冷たくした。これでは彼に、恋愛対象に見てもらえなくなっても仕方ないというものだろう。
彼は恐る恐る、といった感じで私のハーパンとショーツを脱がし、膝頭を掴んで大きく広げさせると、アソコを観察し始めた。
私は顔から火が出るほど恥ずかしかった。
このあと、何をされるんだろう?
指で外側の襞を広げて、中の襞をいじられるか?
それともその上のお豆ちゃんか?
もしかして、膣穴に指を入れてくるかも。それはちょっと痛そうだったが、でもどうせこのあと、そこに指より太いモノを迎え入れることになるのなら、先に慣れておいた方がいいかな?
私がそんなことをドキドキしながら考えていると、だんだんゆうの顔がそこに近づいてきて…
いきなりペロンと、下から上に嘗められてしまった。
これは完全に想定外。私は驚いて「ひゃあっ!」と叫んでしまった。
「なんて声出すんだ?」
「だ、だって… 嘗めちゃだめぇ!」
「お前がいいって言ったんじゃねえか」
「言ってない!あたしはただ、脱がしてって…」
「同じだよ!さわらなきゃ脱がせられねぇ」
「だ、だからって嘗めること… あっ!だ、ダメだって… いゃぁ…」
そう。確かにこの時私達は、こんな会話をした。
その時私は、一番恥ずかしい、汚い所を口で愛撫されることに、確かに戸惑っていた。
そういう行為があること自体知らなかったし。
でも一方では、彼とこんなふうな会話ができていることに、安堵していた。
その時を迎える直前に、仲良しこよしだった頃とまでは行かなくても、普通のクラスメイトの関係には戻れたような気がして。
指でも口でも、そこを愛撫されれば、気持ちよくなることは知っていた。でもその気持ちよさは、家のお風呂でそこにシャワーを浴びた時や、布団の中で自分でそこを触る時に感じるものの、延長のようなものだと考えていた。
だが、ゆうに丁寧に嘗められている内に、それとは次元の違う熱いものが、身体の奥の方からこみ上げて来るのが分かった。
『これは…なに?』
恥ずかしさを忘れて、「あっ…あっ…あん!んっ!」という声がだんだん大きくなり、蔵の中に響き渡る。
その熱いものが、頂点に達したとき、自分の身体がどうにかなってしまうのではないか?ゆうに、どんな反応を見せてしまうのか?期待と不安が入り交じる気持ちで、私はその時を待った。
ところが、あと一息でそこに達するという時に、私は異変に気づいてしまった。
アソコを嘗め始めた時からゆうは、両手で私の太ももを下から抱えあげていた。所が気づくと、彼の右手だけが外れている。
何をしているのか?視線を下に落としてみると、片手で自分のハーパンとトランクスを下ろしている。
間もなくゆうの、棒のように固く上を向いたおちんちんが目に入った。
ゆうはそれを、私の膣内に挿れようとしている。
いよいよその時になって、私が嫌がって暴れるのを恐れて、気づかれない内に挿入の体制になろうとしていたのだろう。
今更抵抗する気もない私にとっても、気づかない内に挿入が始まっていた方が楽だったかもしれない。
だが、彼がそれを取り出している所を見てしまった。気づいたことを、ゆうに気づかれてしまった。何か言わなければならない。
私は、どんな言葉で彼を受け入れたらいいか、迷った。
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