1ヶ月の間、私がゆうちゃんとの『2回目』のために準備したのは、父の寝室から避妊具を盗み出すことだけではなかった。
当時私たちの性知識の情報源は、非常に限られていた。村にはコンビニもレンタルビデオも、本屋すらなかったし、パソコンも村役場に何台かあるだけ。
そんな村の子供たちが知識を得るには、大人たちの話を盗み聞きするか、あとは親のセックスをのぞき見するくらいしかない。
私も、ゆうちゃんとの初体験の前から、そうしたことに興味がない訳ではなかったし、当時まだ40代だった両親が、寝室で毎晩のようにヤってるのも知っていたが、さすがに実の親の情事は気持ち悪くてのぞいてみようとは思わなかった。
だが、自分がセックスの経験者になり、次にする予定の相手もいる立場になってみると、興味本位とか性的興奮のためじゃなく、単純にこれからの自分の行為のテキストとして、見せてもらいたくなった。
両親の寝室は和室で、隣は客間。間はふすまで隔てられているだけだった。
夜中に起き出して、客間に忍び込み、聞き耳を立てる。
父のの興奮した荒い息遣い。
そつと襖を細く開けて覗いてみると…
父が仰向けになり、母方その下腹部に屈み込んでいる。
最初私は、母が何をしているのか分からなかったが、じっと観察しているうちに
『お父さんのを口に含んでるんだ。そうか、ああやって…』
その行為が何と呼ばれているかを知ったのは、ずっとあとのことだが、それか男性を喜ばせるためのものであることは、恍惚とした父の表情ですぐに分かった。
唇をすぼめて、頭を前後に動かして…でも、時々その動きが止まる。よく見ると、母の頬が、その形に膨らんでいる。
『なめて…あげてるの?おちんちんの先に、舌を絡めて…?』
それを見ていたらふいに、ゆうちゃんにアソコを広げてなめてもらったことを思い出し、顔とアソコがすごく熱くなって、とてもその場にいられなくなった。
自分の部屋に帰る前に、台所に寄って、冷蔵庫から魚肉ソーセージを1本持ち出した。
そして部屋に戻ると、それを使って練習した。
『ゆうちゃんのは、もう少し太かったかな?それともこんなもの?』
触った訳ではなく、ズボンから取り出した所をチラ見しただけだったから、太さや大きさについては、正直よく覚えてない。
ゆうちゃんに、2回目を誘われるのは、まだ先としても、その前に大きさだけでも確認する機会がないかな?
そんなことを考えながら、ソーセージ相手に舌を絡めたり、先端を嘗めたり、唇でピストンしたりしてみた。
でも結局、そんな機会があるはずもなく、その日を迎えたのだった。
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