クラス毎、かつ男女別に整列した生徒達は、身体を解ぐす為の準備運動から始まり、その場でストレッチ、次に筋力アップの為の体操に進む。
二人一組になっての逆さ倒立など、組み体操的なものを15分程の間に幾つか行う。
体育館に押し込められた生徒達の体温のせいか、ムッとするような熱気と湿度の中、メニューが進むにつれカナエに限らず生徒達は、じっとりと汗をかく。
最後のメニュー、それは全員が個別に三分間のブリッジ、仰向けに寝そべった体勢から両手と両足だけで身体を反らせて背を床から浮かすアレである。
必然的にある程度の開脚が必要なのだが、今のカナエにとっては酷な話であった。
開脚した下半身を覆っているのはハーフパンツのみ。
そんな状態で脚を開き、股間を露わにし、突き出すようにしなければならないのだ。
いつも以上に火照る身体は不自然な程に汗ばみ、ハーフパンツの下は汗ではない液体が、秘裂から伝い流れているのが分かる。
三分間の苦行から解放されたカナエは、ふと視線を下に向けた瞬間、ギョッとした。
ハーフパンツと太腿の隙間から垂れる粘りのある液体、溢れ出した蜜が垂れている。
慌てて手で擦すり取り、誰かに見られていないことを確認するが、幸いにして気付かれた様子はない。
垂れてしまうくらいなら、とばかりにハーフパンツの上から股間を抑え、はしたない液体をハーフパンツの生地に吸わせてしまおうとするが、既にグッショリと濡れた生地が、どれだけ吸い込めるかは心許ない。
絶望的な気持ちのまま、他の生徒達に混じり、体育館を出て教室に戻るカナエであった。
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