「あぁーあ。ブラウス、ぐしょぐしょ・・。」
この格好で家まで帰らねばならない、ノゾミは泣きたい思いであった。
男子生徒の体液で汚した制服を着たまま、ということに抵抗があるのも事実だが、もっと切実な理由がある。
帰宅途中で被害に遭う可能性が高まるのだ。
過去、制服を汚されたまま帰宅の途に着いた際においては、実に四割近くの割合で何らかの被害に遭っている。
如何に近隣の地域における肉便所と成り果てたノゾミであっても、それは行為が始まってからだ。
行為が始まるまで、そして行為が終わり、余韻が消えて以降は自己嫌悪と羞恥の念に苛まれるのは、年頃の少女であるノゾミとて例外ではない。
何よりも下校途中にすれ違う知り合いの蔑みを含んだ視線、それがノゾミだけではなく彼女の両親の心理的な負担となっていた。
「じゃ次はパンツのお礼の番だね。」
いつの間にか衣類を脱ぎ去ったカナエが、ノゾミの想いを現実に引き戻す。
ノゾミを使って男子生徒のアイドリングを済ませてから、充分な持続力を楽しむつもりなのだろう。
空いている机の上に長く細い脚を組んで腰掛けたカナエが二人を促す。
ぐいっ
男子生徒が床にへたり込んだままのノゾミの腕を掴み、乱暴に引き上げられた少女は立ち上がらざるを得ない。
スカートまで汚されては堪らない、そういう思考プロセスを辿ったのかどうかは定かではない。
だが、いずれにせよノゾミはホックとファスナーを緩め、スカートから脚を抜いた。
するり
脱いだスカートを手にしたまま、背後から腰を抱えられたノゾミの下腹部に男子生徒の手が触れるや否や、秘裂にそって指が蠢めく。
充分に潤っていると判断したのだろうか、前戯も無しに指が膣内に挿入され、掻き回し始めた。
ぁクッ
堪らず漏らした呻きには、歓喜に咽ぶ牝のそれに違わない。
ノゾミの身体が前傾になり、手近にあった机に両手を突いて体重を支える。
指が抜かれ、代わりとして弾力に富み、熱を帯びた何かが充てがわれたと思う間も無く、その何かがノゾミの花芯を容赦なく貫いた。
先刻、リコーダーに犯されたばかりの洞窟が再び肉棒に犯され始める。
じゅぽジュポ、じゅぽ、じゅポジゅぽ・・・
湿った音を立てて前後運動が繰り返され、突き入れられる槍を出来るだけ奥まで受け入れようと、自然に尻の肉を左右に開くノゾミ。
徐々に机に抱きつくような姿勢になりつつ、ノゾミは手にしたスカートが皺になるのも構わず握り締め、ついにはその生地の端を噛むことにより声を押し殺す。
ふおぁうっ!
奇妙な叫びとともに、先に達してしまったのはノゾミの方であった。
遅れて数度のピストン運動をこなすと、ノゾミの尻に下腹部をぶつけながら、男子生徒は二度目と思えぬ程、大量の精を放つ。
「お礼代わりのエッチなのに、ノゾミが先にイッちゃうってどうなの?」
快感の余韻と消耗のあまり、カナエの指摘も耳に入らない程に呼吸を乱したノゾミは、崩れ落ちそうになる身体を机にしがみつかせることしか出来ない。
最後の一滴まで射精を終えた男子生徒が、こちらも肩で息をしながらノゾミから身体を離した。
同時に大きく開いたノゾミの脚の間からは、大量の白濁液が溢れ出し、左右の太腿に幾条かの滴りとなって伝い流れ出す。
太腿の内側に流れ出した本流は、幾つかの支流に別れ膝に達し、膝から下ではさらに流れの数を増しながらふくらはぎ、足首へと至る。
「・・・ノゾミの匂いと味・・・。」
男子生徒の蛇を癒す為、脱力したそれに顔を近づけた瞬間、カナエは呟いた。
ゆっくりと頬張られた肉の棒は、カナエの舌に清められながら鎌首をもたげ、その力を取り戻していく。
ノゾミの脳裏に十三歳の夏の光景がフラッシュバックした。
ノゾミに隷属したカナエに強いていた行為、そこから得られる肉の悦びもさることながら、精神的な優越感がもたらす満足感、その全てが懐かしい。
だが、今となっては全てが喪われてしまった。
「まだ、まだダメ!もっと!ぁ!」
男子生徒と絡み合うカナエの嬌声を耳にしつつ、身繕いを済ませたノゾミは帰り支度を始める。
身繕いを済ませたとはいえ、放たれた精液は蜜壺から未だに溢れ、太腿を汚す。
精液の香りを漂わせながら、家路を辿らんと歩き始めたノゾミ。
だが、どうせこのまま帰っても、かなりの確率で襲われるかも知れなかった。
ノゾミは下半身が汚れるに任せて、教室を後にする。
ノゾミの精神は徐々に壊れつつあった。
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