お礼。
「・・あ、ありが・・と・・う。」
何はともあれ、礼を口にしたノゾミではあるが、視界の端に映るカナエの表情が、未だ満足に至っていないことだけは分かる。
「ハーパンの分は口、パンツの分はアソコでいいんじゃない?」
「「え?」」
異口同音にノゾミと男子生徒が、驚きと戸惑いの声を上げた。
殊にノゾミについては、カナエの心遣いに涙ぐむ程の嬉しさを感じたばかりである。
その落差たるや、余人には伺うよしもない。
「ほら、早く・・。」
淡々とした口調で促される二人だが、先に行動を起こしたのは男子生徒であった。
やや、慌てたような様子で制服を脱いでは、近くの机の上に積んでいく。
悄然と項垂れたノゾミは、床に視線を落としたままピクリとも身動きをしない。
かちゃかちゃかちゃ
ベルトの金具を外す金属音の後に聞こえる衣摺れの音から、男子生徒が下半身の着衣を脱いでいることが分かった。
今から横で裸になりつつある男子生徒と、カナエの見守る中で性行為をしなければならない。
そう思うとノゾミの躯は、意に反して昂ぶり始めてしまう。
ゆっくりと顔を上げたノゾミの真横には、反り返った凶悪な肉棒がある。
そっと指を絡めたノゾミは、指先でソフトに触れながら刺激し始めた。
早くも槍の先端からは、透明な粘液が滲み出る。
滲んだ液体は溢れてペニスを伝わり、ノゾミの指に絡まり、潤滑剤としての役割を果たし始めた。
ある程度、粘液が竿の表面に行き渡ると、それ以上は不要とばかりに先端から滲み出す液体を舌で清めていく。
「ぅ槌っ」
不意に男子生徒が呻いた。
同時にノゾミの手に包まれた男性器が一回り膨らみ、クライマックスの前兆を示す。
だが、このタイミングでは、放たれた精はノゾミの顔、髪、恐らくは制服にも飛び散るに違いない。
そう判断したノゾミの反応は早い。
おもむろに亀頭を口に含み、口内で栗の香に似た粘液を受け止めた。
びゅるん!!びゅるる!びゅびゅびゅっびゅっ
ノゾミですら目を剥くような大量の精液が、咽喉の奥を直撃する。
思わず咳き込みそうになるノゾミだが、今唇を開いたら溢れた精液は間違いなく、ブラウスとスカートを汚してしまう。
放たれた粘液を口の中に溜め込んだまま、必死になって脈動が収束を待つノゾミ。
んぐっ、んぐんぐ、んぐ・・・
完全ではないが、射精が収まるや否や、ノゾミは男子生徒の股間から顔を背け、床に向かって口に含んだ白濁液を吐き出そうとした。
だが、僅かに遅かった。
ぶはっゲホっぐぶっ
噎せ返ったノゾミは盛大に咳き込んだ。
目論みは実らず、白濁液の殆どはノゾミのブラウスの胸元からスカートに吐き出されてしまった。
しかも唾液と混じったことにより、吐き出した液体の総量は倍近くに増えていた。
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