するり
不意に乳首からノゾミの指が離れ、カナエの股間に滑り込んだ。
いきなりのことに反射的に身を固くして脚を閉じようとするカナエ。
だが時、既に遅し。
「さすが。もう準備出来てるじゃない。」
含み笑いをしつつ、ノゾミはカナエの股間から脚の付け根をじっくりと検分し、はしたない液に塗みれた人差し指と中指をカナエの口元に近づける。
びちゃぴちゃ
木偶人形のようにノゾミの指を二本まとめて口に含み、カナエは己れの愛液を舌で舐めとるしかなかった。
カナエの舌から牝の味が消える頃、ゆっくりとノゾミは指を抜く。
そのまま右手をスカートのポケットに入れたノゾミは、手の中に収まる程の薄い箱を取り出してカナエに差し出した。
「これはマストだよね。買うの、恥ずかしかったんだからぁ。」
冗談めかした口振りながら、それでもノゾミの表情に恥じらいの色が浮かぶ。
カナエが産まれて初めて眼にし、手にしたもの、その箱には避妊具、いわゆるコンドームが半ダース入っていると記載されていた。
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