思春期の少女にして淫らな匂いを放ち、性に穢れているが故に集団から外れ、スクールカーストの最底辺に位置しつつも孤高のポジションを得たカナエ。
ではノゾミは、といえば、これまた変わった位置付けではあった。
もともと、中位層における上位レベルであった位置付けには、さほど変わりはなく、序列から外れてもいない。
だが、カナエに対する主導権、そして指導と教育を施したのがノゾミだということは、誰の目にも明らかである。
そういう意味では、ノゾミはスクールカーストの内にポジションを確保しつつも、カナエという存在故に周囲から一線を隠される存在となっていた。
「ね、これってどんな感じ?興奮・・する?」
夏休み直前、二人の爛れた行為は倒錯の度合いを増しつつあった。
制服姿のノゾミの正面に立つカナエは、一糸纏わぬ産まれたままの姿になっていた。
相変わらず図書室を密かに占拠した二人は、いつものようにプレイを開始する。
基本的にはノゾミがカナエを責め、果てさせてもらったお礼としてカナエがノゾミに奉仕するのがルーチンワークであった。
「・・どうって・・これ・・誰の・・。あんっ!」
ノゾミが手にしているのは、音楽の授業で使う黒い樹脂製の縦笛、いわゆるソプラノリコーダーだ。
そのリコーダーの吹き口、つまり演奏する際、唇で息を吹き込む部分が、カナエの敏感な部分を突いている。
リコーダーの吹き口が首筋、胸元、膨らみを増しつつある乳房を経て、下腹部に至る頃には、蕩けてしまいそうな表情を浮かべるカナエ。
ノゾミが手にしているリコーダーは何の変哲もないリコーダーではあるが、カナエにとっては付加価値のあるリコーダーであった。
その付加価値とは『同じクラスの誰か』、しかも男子の所有物であることに他ならない。
そしてリコーダーである以上、間違いなく所有する生徒が吹き口に唇を触れさせており、その唾液が付着している筈。
どこからかノゾミが入手してきたリコーダーの吹き口が、カナエの表面にある敏感な部位を刺激し終える頃には、充分に潤った秘裂から蜜が溢れ始める。
ノゾミはリコーダーの吹き口でカナエから垂れる愛液を掬い、口元に近づけた。
「間接キスどころじゃないよね?」
くつくつと笑いながらノゾミはカナエの羞恥心を言葉で苛む。
誰だか分からない男子の唇が触れたリコーダーの吹き口に、はしたない液を擦りつけ、そのままカナエ自身に舐め取らせようとするノゾミ。
間接キスもさることながら、間接的にカナエの秘部が男子の誰かに唇で愛撫を施され、その唇にカナエの唇が触れる幻想がカナエの脳裏に浮かんでは消える。
「あ。・・そんな・・とこ・・」
カナエの愛液にまみれたリコーダーが、カナエの乳首をグリグリと押し潰し、固く尖った突起が限界を超えて更に尖る。
そうと意識はせず、ノゾミはカナエの急速な成熟ぶりに嫉妬していた。
だがノゾミの妬む気持ちも無理はない。
それ程にカナエは牝としてのオーラを纏いつつあった。
無論、肉体的な成熟には至っておらず、膨らみを増した乳房も丸みを帯びつつある身体のラインも完成には程遠い。
だが幼さを残したまま、部分的に成熟し始めたカナエは今、この時だけの妖しい色香を撒き散らしていた。
「や、ダメ・・そこは・・お願い・・・。」
リコーダーの吹き口が、カナエの秘裂の下方を突き上げるような動きをした瞬間、カナエが弱々しく哀願を口にする。
さもあろう。
リコーダーは秘裂の下方、つまり膣の入り口への侵入を試みようとしていたのだ。
未だ性交の経験こそないものの、カナエの洞窟はノゾミの指先に隅々まで探索され、既に敏感な箇所を存分に蹂躙されている。
ノゾミとて、カナエが異物の挿入による処女喪失を拒む気持ちは痛い程分かっている。
分かっているからこその、意地悪なのであった。
「分かった・・。こっちならいいのね?」
そう言ってノゾミはカナエの肩に手を添え、壁際に移動させると壁に手を突かせ尻を後ろに突き出させた。
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