「どうすればって・・ほら、見てよ・・。」
脚を開き気味に腰を前に突き出すようにしたノゾミは、カナエに敢えて下腹部を晒す。
眼前に晒されたノゾミの下腹部から下、太腿の内側は、明らかに光沢を放ち、湿り気を帯びている。
「え?え?」
ノゾミが昂ぶっているのはカナエにも理解出来る。
だが、それを一体、どうすれば良いのかが分からない。
いや、そもそも何故、それをカナエが『何とか』しなければならないのだろうか。
「だからぁ・・。」
ノゾミはカナエを床に座らせると、顔の真正面に自ら秘裂を広げた。
鼻につく匂いにはアンモニア臭、成長期の少女特有の僅かに饐えた香りが混じった噎せ返るような牝の匂い。
明らかな異臭ではあるが馴染みのある、だが自分以外の少女から発する刺激に嗅覚を侵された瞬間、カナエは身体の芯に何かが突き刺さったような感覚に襲われた。
「・・キレイに・・してよ・・。」
反射的に手を動かそうとするカナエを押し留めるノゾミは、衝撃的な発言によりカナエの心を揺さぶる。
「手じゃなくて・・・クチと・・舌・・で・・。」
幾ら何でもそれは出来ない、したくない、そんな行為をしてしまったら、後戻りは効かない。
カナエの脳裏に浮かんだ最初の想いはそれであった。
だが、次の瞬間、背反する想いがカナエの中にある闇から沸々と沸き上がり始める。
最低に・・いやらしくて・・恥ずかしい子になれる・・。
敢えて最低の辱しめを受け入れることにより、最高の侮蔑をカナエは手に入れることが出来るかもしれない。
甘い誘惑とカナエの理性が攻めぎ合う。
取り返しのつかない選択をするか、二度と手に入らないかもしれない昂ぶりを得るか。
さすがに躊躇うカナエを期待に満ちた眼で見詰めるノゾミ。
暫し逡巡した挙句、ついにカナエは決断した。
「・・もう少し・・脚、開いて・・・。」
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