確かにタンポンの威力は絶大であった。
だが、それは蜜が溢れ出さないというだけで、分泌しないという訳ではない。
お尻に、太腿に、スカートの生地が素肌に直接触れるたび、否が応でもカナエは自分が下着を穿いていないことを自覚させられる。
恥ずかしい・・・。
周囲に男女織り交ぜて三十人前後の中学生が一緒に授業を受けており、互いの距離は遠くても1メートル、近ければ30センチしか離れていない。
はしたない服装をしていることを誰かに知られたら、こっそりとノゾミが秘密をバラしていたら。
そう考えるだけでカナエの昂ぶりは頂点に達していた。
昨日はハーフパンツがあった。
だが、今日はスカートの下には何も穿いていない。
火照った全身がジットリと汗ばみ、ブラジャーのラインが透けていることに気付いてからは、周囲の視線がカナエ一人に集まっているように感じてしまう。
可能な限り脚を開くまいとするが、却って充血して厚みを増したクリトリスを圧迫してしまう始末だ。
たまに視線を彷徨わせノゾミの姿を追うが、知らんぷりを決め込んでいるか、意地悪な眼でカナエをチラリと見やるばかり。
昼休み。
限界を迎えたカナエは人目を気にしながら、そっと教室から抜け出して行く。
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