「!」
絶句しつつもカナエは、同時に昨日からのノゾミの行動と発言に奇妙な納得感を抱いていた。
弱味を握られたカナエは昨日に引き続き、いや、この先ずっとノゾミに性的な辱しめを受け続けることになるのだ。
昨日と同じ今日、そしてノゾミの気が変わる日まで同じ明日が来る。
カナエは全身から血の気が引く思いで、最後の抵抗を試みた。
「せ、先生に・・言うか・・ら・・。」
「何て言うの?」
呟くようなカナエの発言にノゾミは余裕しゃくしゃくといった態で言葉を返す。
「・・何・・・て・・って・・。」
「ノーパンで学校に来てサカっちゃったカナエがトイレに隠れてオナニーしてたこと、とか?」
「え?」
「サーキットの後なんか、エロい妄想してアソコをグショグショに濡らしてた、とか?」
黙るしかなかった。
誰にも話すことは出来ない。
誰かに話すくらいならば、ノゾミの辱しめに甘んじた方がマシに思えた。
完膚無きまでの敗北とはこのことであろう。
黙って手を差し出すカナエに向かい、満足そうな表情を浮かべたノゾミがタンポンのキットを渡す。
「・・んっ・・ん・・。」
初めてにしてはスムーズな挿入だと言えよう。
不本意ながら既に潤っていたカナエ自身は、滞りなく膣の奥深くに生理用品を受け入れていた。
股間を覗き込むように視線を下げれば、20センチ程の糸が垂れ下がっているのが何とも情け無い。
「安心して。六時間目の体育の時にはハーパン返してあげるから。」
つまり、ほぼ一日中スカートの下には、何も着けないで過ごすしかないということだ。
ノゾミが辛うじて返してくれたスカートを身に着けながら、カナエは暗澹たる気持ちに陥いるも、何故か心の片隅に浮き立つような高揚が生じていることに気付いていた。
「さ、教室に行こっ!」
剥き出しの下半身を膝丈のスカートで覆っただけの姿で教室に向かうカナエ、そして薄笑いを浮かべながらカナエの後ろを歩くノゾミであった。
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