「こ、これ・・。あ、こんな・・。」
床に横たわった全裸の少女は、大きく脚を開き、その秘裂をパックリと晒している。
しかも画像は一種類だけではない。
そのうちの一枚、股間に寄せられたカメラの先で誰かの指先により、秘裂の内側が見えるよう開かれている。
少女の股間が、性器が、肛門までもがハッキリと写し出された何枚かの画像。
唯一の救いは、顔が写っているものは一枚も無く、全裸であることが逆に幸いし、個人の特定が出来ない点であった。
「勘違いしないで欲しいんだけど、顔が写ってないんじゃなくて、顔が分からないように加工してから印刷したんだからね。」
真っ青になって立ち尽くすカナエの手から印刷物を取り上げたノゾミは歩き始める。
「じゃ、こっち来て。」
振り返りもせずに何処かに向かうノゾミの後を追わざるを得ないカナエ。
暫く歩くとノゾミが向かっているのが、音楽室や理科室などの集まっている特別教室棟であろうことはカナエにも想像がついた。
だが、ノゾミがそこで一体、何を要求してくるのかについてカナエには全く想像がつかない。
その時、ついにノゾミの足が止まった。
かちり
そこは車椅子でも使用が可能なユニバーサルデザインのトイレであった。
『開』のボタンを押したノゾミは開いたドアの内側にカナエを招き入れ、『閉』ボタンでドアを閉じる。
「今日はパンツ穿いてるんでしょ?」
「あ、あ、当たり前じゃない・・・。」
僅かに上擦った声で答えるカナエに対して、ノゾミは容赦なく言い放つ。
「スカートとハーパンとパンツ、脱いで。」
「え、そん・・な・・。」
だが、カナエに選択権が有ろう筈が無い。
昨日の画像を握られている以上、ノゾミに逆らうことなぞ出来ようが無かった。
「早くぅ。」
圧倒的に優位な立場からの催促にカナエは無言のまま、スカート、ハーフパンツ、パンツの順に脱ぎながら、差し出されたノゾミの手に渡すことしか出来ない。
カナエの脱いだ衣類を荷物置きに放置したノゾミは、何やら自分のバッグを探っている。
「カナエは生理の時、タンポンって使ったことある?」
「あ、え?な、ない・・・。」
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