ロリータ 官能小説

年末は店も忙しく対応に追われた。
アベちゃんも忙しそうに、動いていた。
帰りにはニッコリ笑って
「お疲れ様です」
と帰っていく。
当分 忙しくてドライブには行けそうもないが、アベちゃんからのメールもない。

大晦日も忙しかったが、早くに店を閉め終えた。
アパートに帰り、手と顔を洗い、口づけてから
「今年も終わりだな…来年もよろしくな」
と言って、飯にした。
テレビを見て、蕎麦を作り始めた頃、アベちゃんからのメールが届いた。
ありきたりの年末の挨拶が書いてあり、最後に よいお年を と締めくくってあったが、その下に空白が続いてあり、ずっと下へいくと

Ｐ．Ｓ
もうドライブは
終わりにします。

と書いてあった。
年が明け、１日の夕方辺りから店は混雑し対応に追われ、正月の間中ずっと忙しかった。
アベちゃんもずっと忙しかった。
１月は正月以外暇だったが、アベちゃんも来なかった。今年で三年になるアベちゃんは何かと忙しく、あまり来れなくなるらしい。
１月の最後の日にアベちゃんからメールが来た。

お元気ですか？仕事忙しいですか？
暇な時でいいんで

やっぱりドライブしたい！

と書いてあった。

最初ぎこちなかったが、すぐに楽しそうに無駄話をしてくれた。質問は減ったが、以前の様にお喋りになり、笑って帰っていく。
やはり忙しいのか店にはあまり来なくなり、ドライブの回数も減ったが、答えづらい質問もなくなり、楽しい無駄話を沢山聞かしてくれる、ドライブを俺は楽しみにして、仕事を終える。
年甲斐も無く、女子高生と ただドライブする事に俺はワクワクして、そしてアベちゃんの笑顔を思い浮かべると胸が少し痛んだ。
これが恋ってやつか…
俺は今更ながらに恋ってやつを知った。
アベちゃんに教えてもらった。
恋は胸が苦しいだけじゃなく、ワクワクもするもんだと……
愛はどうなんだろう？
アベちゃんに質問してみなくては いけない。


また夏が来て、アベちゃんから海のお誘いがあった。
アベちゃんの胸は見事に谷間を作っていて、体だけでなく アベちゃんの発した言葉までが俺を悩ました。

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