コタツに入りテレビをつけていたが、ずっとまりあのプリクラを見ていた。飯にでもするかと思い立ち上がった時に、携帯が鳴った。
まりあからだったが、様子がおかしかった。
「キャハハハハ~ オッチャンかぁ~ 何しとるんやぁー!キャハハハハ~ うちや!まりあや!キャハハハハ」
何処にいるか尋ねても要領は得なかったが、なんとか近くの駅だと分かり迎えに行くと、やはり様子がおかしかった。
この寒空に薄着で地べたに座り、パンツが見えてるのもお構い無しだった。
それだけでも無く サラリーマン風の酔っ払った男二人が、まりあの体をベタベタと触っている。
急いで車を降り まりあの元へと走った。
明らかに男達は まりあの胸を揉み、股間へ手を伸ばしている。
それでも まりあはヘラヘラと笑い受け入れている。
俺は男達を睨み付け、まりあの腕を取り 車へ乗せ アパートへと戻った。
その間も隣で、キャハハハハ と笑っている。
部屋へ入ると、上着を脱ぎ捨て 俺の前に立ち
「オッチャン?うちの事 好きか?」
と言いながら、俺の手を取り 自分の股間へと当て擦り始めた。
「オッチャン、SEXやぁ!うちSEXしたいんやぁ~キャハハハハ~」
言動も 目 もおかしかった。
「まりあ…お前…」
股間を擦り続けている まりあの腕を掴み、引き寄せ見てみた。
華奢な腕の綺麗な肌に 注射針の跡があった…
「お前………」
奇声を発し暴れる まりあに服を着せ、ストーブの横で毛布にくるまり 一晩中抱きしめていた。
暴れたかと思うと、俺の口を吸い 腰を擦り付けながら求めてきて また笑い奇声を発していた。
朝になる頃に、ようやく静かになり眠り始めた。
会社に電話を入れ 休む事を伝えた。どうせ28日で仕事納めだ。たいした用もない。
毛布と一緒に まりあを強く抱き寄せ、俺も少し眠ろうと目を閉じた。
まりあ……
どうしたんだ……
お前らしくも 無いな………
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