「あぁビックリしたぁ」と言ったら「本当ですね」と隣人の女性も言った。「お嬢さん大丈夫?」と由美を気遣った。由美は少し青い顔をしながら「…はい…大丈夫です」と俺に抱き付きながら答えた。由美はブルブルと震えていた。「大丈夫か?…それじゃあお休みなさい」と女性に言って中へ戻った。もう一度「大丈夫か?」と聞くと泣きそうな表情をして「…怖かったぁ」と言ってまた抱き付いた。俺達はベッドに入った。まだ震えていたので「俺がいるから…大丈夫だよ」と言うとまた強く抱き付きコクンと頷いた。やがて由美は落ち着き寝息を起てて眠った。それを見て俺も眠った。…ピピピっと時計が鳴って目を覚ました。由美はすでに起きていて朝飯の用意をしていた。「あっ!?おはよう」「…うん…おふぁほう…」と欠伸をしながら言うとアハハと由美は笑った。食事をしながら「夕べの地震ビックリしたな」と言うと「うん…結構揺れたね」といつもと変わらない感じで言ったので俺は安心した。…「じゃあ行ってくるね」と出掛け様とすると抱き付いてきて「…気をつけてね」と言って不安そうな顔をした。キスをして「大丈夫だよ」と言って仕事に向かった。
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