朝起きてから由美に言った。「今から由美の家に行くぞ」「えっ?何で」「大人の事情だよ」「ヤダ」「これをしとかなきゃ何かあったらお互いに困る」「…わかった」と渋々承諾した。俺は朋子に連絡して、手伝ってくれる様に頼んだ。OKが出た。いい奴だ。途中朋子を乗せ車で2時間、由美が住んでいたY県の由美の家へ。インターホンを押した。「は~い」と女の声が…。ガチャと扉が開き女が出てきた。女は俺を見た後、視線を後ろにいる由美に向け明らかに嫌な顔をした。「何でしょう?」俺はムッとしたが抑えて言った。「旦那さんもいますか?今日はこの子事で話しがあって来ました」「だから何でしょうか?」中から「どうした?」と男の声が聞こえ男が姿を現した。男は由美を見て、あっと言う表情をした。「中に上がって下さい」と言った。俺逹は居間に通された。「私は〇〇信繁と言います。今、由美さんを預かっています」「私は〇〇茂樹です。こっちは妻の慶子です」「私は〇〇朋子です。この人の同級生で、今、由美ちゃんの家庭教師をしています」 と挨拶を交わした。少し沈黙が支配したが俺が破った。
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