朝起きるとベッドに由美の姿がなかった。トントンとキッチンから音がして行くと、由美が朝食を用意してくれていた。「おはよう」と声を掛けると「あっおはよう」と言った。「あれ?朋は?」「まだ寝てるよ…もうすぐ出来るから待ってて」「んわかった」朝食が運ばれてきた。焼き鮭と生卵、それに味噌汁とお新香。どれもおいしかった。久しぶりの手料理の朝食に俺は嬉しくなった。…仕事に行く時、由美に「ちょっと今日遅くなるから、夕飯先に食べていいよ」「うんわかった…はいこれ」と弁当を渡され「弁当も作ってくれたん?ありがとな!じゃっ留守番と朋頼むね」「はいいってらっしゃい。気をつけてね」「行ってきます」チュっとキスをして仕事に向かった。お昼になって弁当を開けた。綺麗な盛り付けと味付けに感動し感謝して綺麗に食べ、弁当箱を綺麗に洗った。帰りに繁華街にある携帯ショップに寄り、由美用の携帯を購入して家に帰った。「ただいま」と開けると「お帰りなさい」と出迎えてくれた。由美がお決まりの台詞を言った。「ご飯にする?お風呂?それとも私?」「ん~全部」「そうきたか!」と言ってケラケラ笑った。
※元投稿はこちら >>