朋子に対して一つバカじゃないの?と思う話しがある。中学時代の朋子は頭が良く誰もが有名校に行くと思ってた。だが朋子は地元の高校に進学した。なぜ?と思い聞いたらただ一言「近いから」俺は勿論、他の友達も呆気にとられた。そんな朋子もとある有名企業の社長息子と結婚して、子供も1人いるが旦那の浮気癖が原因で離婚。旦那から慰謝料をたっぷり貰ったと言って、実家で暇している。そんな朋子に家庭教師を頼んだ。昼間の3時間位ならいいよって事で決まった。それと仕事が終わったら由美に紹介するって事になった。5時に仕事が終わり朋子に連絡して迎えに行った。家に着き車に乗せてマンションに向かった。「ただいま」と玄関を開けると「お帰りなさい」と元気な声で出迎えてくれたが、俺の後ろにいる朋子を見て表情が明らかに曇った。中に入りお互いを紹介して挨拶させた。「由美ちゃん宜しくね」「…はい」居間に行くと、夕飯が用意してあった。「おっ?これ」「由美ちゃんが作ったの?」「…はい」「すご~い!」 「料理出来るんだ?」「…親戚の家で作らされたから」「そっか…それにしても凄ぇな」「私なんか中1の時何にも出来なかったよ」「さぁ食べよう」 3人分ご飯をよそって皆で食べた。
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