大人になった少女は俺を見つめていた
俺の一つ一つを
目を鼻を口を頬を眉を表情を
俺の嘘を見抜こうと 目だけを動かし見つめていた
俺は大人になった少女を抱き寄せ 口を見た
あの少女にはいろんな悪い事をしてしまった
身体の隅々まで洗い 身体の隅々を舌で舐め いたるところを指に感じ 少女の中のヒダの一枚一枚まで 触れ 俺のモノで一番奥の子宮まで汚してしまった
けど 唇には触れなかった
少女が笑えた時 目の前にいるヤツが 口付ければいい…なんとなく そう思っていた
大人になった少女を抱き寄せ 膝の上に乗せて言った
「忘れてたよ…
口付けするのを」
大人になった少女は 唇を少し舐め 言った
「私はずっと待ってた」
軽く口付けをして 唇を触れさせながら言葉を交わした
「ただいま」
「あぁ…おかえり」
少女は大人になっていた
肉きゅう程しかなかった小さな胸は 大きくなり 細かった体は柔らかく丸い曲線を帯び 少しだった毛はモジャモジャにならない様に手入れされ 可愛かった喘ぎは 色っぽくなり 狭かった蕾は果実になって俺を締め付け 俺の背中に爪を立ててきた
「あぁ~気持ちいぃ」
何度も口にする
「お喋りだな」
俺が言うと
「あなたが、教えてくれたから…素直に言葉に出せって」
「他の男にも そうなのか?」
俺は嫉妬混じりに聞いた
大人になった少女は答えず 代わりに睨みながら俺の両頬を強く捻った
とても強く
とても痛かった…
捻りながら言った
「あの日以来…あなた以外、誰とも…」
「俺も…同じだな」
大人になった少女は とても大人になっていたが 最後は少女のように
「漏れちゃう…あっダメ……あ~出ちゃう」
と言った
俺も あの時と同じように 大人になった少女の中に出してしまった
一緒に風呂に入り 身体の隅々まで丁寧に洗いあった あの時のように
一緒に湯に浸かった あの時のように
けれど 100まで数えられなかった
ずっと 口付けていたから
大人になった少女はベッドの中で色々 話してくれた
けれど しだいに言葉が減り口付ける方が多くなった
やがて それも無くなり 大人になった少女は あの時と同じように俺に抱きつきながら眠っていった
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