少女らしい 癒される画像が いくつかあった
俺の血は プクプクと冷めだしていた
きっとこの頃は笑えていたんだろうと…
そんな画像に隠れて あの おぞましいものが あった
全身の血が一気に煮えたち 毛穴から湯気をたて 流れだし 同時に 感情も俺の中から流れ出ていった
怒り という感情だけを残して
少女がトイレから出てきてて俺を見ていた
大きく上に曲がった口を下にさげながら…
少女に画像を見せて聞いた
「なんだよ…これ?」
少女は何も答えない
「なんだよ!これ!」
画像には少女が写っていたが 顔は下半分しか写っていなかった
あと 大人の男の体の一部と その男の腕に添えるように 女性の手だけが写っていた
「なんだ!これ!!」
少女の顔は無表情になり 静かに俺から携帯を取り 電源を切り バッグの奥にしまった
フラフラと無表情のまま俺の膝の上に座ろうとする少女を 俺は 突き飛ばし 聞いた
「誰だよあの男…」
「…お父さん」
「…撮ったの誰だよ…」
「…お母さん」
部屋の隅で無表情に少女が答えた
聞きたくなかった…
せめて知らない人と言ってほしかった…
「あれが…お…父さんか?あれが…お母…さんか?」
「あれはお前のお父さんでもお母さんでもないぞ!鬼畜じゃないか!!ただの鬼畜じゃないか!!!」
少女は部屋の隅で膝を抱えながら 耳も押さえ
「お父さんだもん!お母さんだもん!」
と言っていた
画像に写っている少女の下半分だけの顔は泣きじゃくっていて 布団に裸で押さえつけられ 少女の下半身を大人の男のものが 貫いていた
それを男の腕に手を添えた女が写している
何度も出し入れされた後のように 男のモノは ぬめっていて 半分だけ引き抜かれたモノには 血がついており 布団も赤く染められていた
それだけを撮る為だけに まるで楽しんでいるかのように 女が写した画像だった
「お父さんだもん!お母さんだもん!」
少女は そう言った…
鬼畜な二人を…
いや…鬼畜な二匹を…
「何故!消さないんだよ!」
その問いかけに少女は無表情に 小さく呟いた
「…あれしか無いもん」
意味が…わからなかった……
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