風呂から出て少女に新しい下着をつけ新しいパジャマを着せてると 俺のお腹が キュル~ と鳴った
少女が俺の顔を見てるので 少女のお腹を指差してやった
少女は俺の手を下へ押しやり 俺のお腹を指差す
すると少女のお腹も キュル~ と鳴ったので
コンビニで買った弁当を二人で分けて食べた
残さずきれいに食べると少女はフタをしてごみ箱へ捨てる
歯ブラシも買わなきゃな…
洗面所で俺の歯ブラシに歯みがき粉をつけて 渡したが受け取らなかったので俺が歯を磨く
そうだよな そりゃ いやだよな…
明日 買っといてやるよ
磨き終わり コップに歯ブラシを投げ入れると すぐにそれを取り 歯みがき粉をつけて 少女が歯を磨きだした
磨き終わるまで ずっと見ていた
俺を先に磨かせたのか?
おくゆかしい いい女だな
でも もっとワガママにならなけゃな
もっと 自分を出さなきゃな
少女が磨き終わったので
「ちゃんと磨けたか?」
と覗き込むと 少女は
イッー と歯を見せ
「奥は?」
と言うと
アー と口をあける
「よし」
と少女の頭をポンと叩き
「寝るか」
と部屋へ戻った
少女は電球に干されたハンカチに フー と一度だけ息を吹き掛け すぐに部屋の隅にいき 膝を抱えて座った
俺を追い出してベッドを一人占めするくらい ワガママになんなきゃな…
まぁ いい そのうちな…
「おやすみ」
電気を消して眠りについた
膝を抱えて はにかむ少女の夢を見た
ちゃんと 笑えよ
目覚ましの音で 起きたがベルも止めずに部屋の隅を見た
少女が膝を抱えて こちらを見ていた
カップ麺と千円を置いて 仕事に出た
帰るといなくなってるんじゃないかと心配だったが 少女は部屋の隅で膝を抱えて待っていた
次の日も その次の日も
俺に抱かれ 風呂に入り 飯を食い 俺の後で歯を磨き ハンカチに息を吹き掛け 部屋の隅で膝を抱え眠る そして部屋の隅で膝を抱えて俺の帰りを待つ
そんな日々が続いた
しかし そう長くは続かなかった
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