新学期の初登校日、愛菜は僅かな休み時間を使って、真帆の教室へ向かう
教壇側の扉から教室の中を覗うと、数人の友達に囲まれて笑い話に花を咲かせる真帆
その輪の中から、やはり3年生まで同じクラスだった明日葉が愛菜の視線に気づいたようで、真帆の顔の前で扉の方に指を向けて、愛菜の存在を知らせてくれた
愛菜と目を合わせ、まるで天使のような微笑みを浮かべる真帆
何年も一緒にいて見馴れた表情の筈なのに、今日の愛菜には心臓が張り裂けそうなほど愛しく感じられた
真帆は愛菜がこの教室に来た目的が判るから、一言「ちょっとゴメンね」と残して明日葉達との輪の中から抜け、小走りに愛菜の元へ
「あの二人、別のクラスになっても超仲がイイんだよね」
「でもちょっと怪しくない?」
「えーっ?でも真帆ちゃんなら女の子にも愛されちゃいそうだよね」
明日葉達もちょっとやんちゃな男の子っぽい性格を帯びた、美少女真帆に友達+αの感情を抱いている
当然のようにクラスの男子達にも人気だが、誰にも媚びず驕らずの態度が女子にも好かれるのだろう
「ゴメンね!急ごう!休み時間が終わっちゃう」
「うん、でもこの階じゃヤバくないかな?」
ただ洗ったパンティの入ったポーチを返すだけなら、何かで包んで渡せば良いだけだが、二人には隔離された場所で、今すぐにしなければいけない大事な約束があったのだ
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