店に入ってきた女子高生は朋子だった。
Yが記念すべき初めてスカウトした女子高生だ。
朋子は半年程のストリップ経験ながら、
既にYの店の看板女優ともいえる存在だった。
この日は朋子を含め、さやか、麻里の3人が出演する日だった。
出演者はいつも下校途中にYの店に寄り出演する。
もちろん一切衣装たるものはなく、全員が学校の制服姿だ。
セーラー服の子もいれば、ブレザーの子もいる。
しかし共通して言えることは、全員が極上の女子高生ということだった。
開店時間が迫ると、先ほどまでひっそりとしていた店内に
次から次へと客が入り込んできた。
Y『じゃあステージで彼女達を見学しようか』
由里子はYと観客席に移動した。
Yの店で最も異質なのが、ストリップ中に曲を一切流さないことだ。
なぜなら、ここに集まる客達は、演出のあるストリップ劇には
全く興味がなく、彼女達の有りのままの姿を見にきているからだ。
Yが最も狙ったところでもある。
ストリップ台に明かりが灯されると、観客は静まり返った。
そして、さやかがゆっくりとストリップ台に現れた。
この息を飲むような静けさと、独特の緊張感も
Yの店でしか味わえない物だった。
そして、まずはさやかのストリップ劇が始まった。
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