二日目になってもチカちゃんは遊んでくれず、部屋にこもっていた。
するとそんな俺を見かねたチカちゃんの母がチカちゃんに遊んであげる様に言っている声が聞こえ…チカちゃんが部屋にやってきた…
『大ちゃん…川に行く?それとも裏山?』
明らかに今までとは違い…母に言われたから仕方なくって雰囲気が出ていた…がとりあえず遊んで貰える事に喜び…
暑かったので「川に行きたい」と答えた。
『なら用意してくるから待ってて…』
今までは用意も無く、そのまま走って行っていたのに?と思いながら待った…
暫くするとチカちゃんは何も持たずに部屋に来た…
『行こう。』
二人で川に向かった…
一体何の用意だったんだろう?
その謎は川に着くとすぐに解った。
俺は川に着くなり着ていた物を脱いでいつも通り素っ裸で川に入った。
そしてチカちゃんを振り返ると…
そこにはスクール水着を着たチカちゃんが立っていた。
「チカちゃん水着着て来たんだ?」
その頃はチカちゃんの裸が見たい訳では無く…
一緒に遊んで欲しかっただけなので、水着を着ていても全く気にしなかった…
するとチカちゃんは俯いて…『うん…じゃあ遊ぼ…』
遊び始めると今まで通りに、水を掛け合ったり、岩の上から飛び込んだり…
チカちゃんも笑って遊んでくれた…
何故『もう遊べない』と言われたのか…解らないまま無邪気に遊んだ…
すると突然チカちゃんが『大ちゃんちょっと待ってて!!すぐに戻って来るから…絶対に付いて来ないで!!』
俺は一人にされるのが淋しかったが…とりあえず頷いた…
川から上がり草むらに入って行くチカちゃんを見ていると…突然見えなくなった。
穴にでも落ちたのかとビックリして川から飛び出し、草むらに駆け寄った…
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