妄想編③
数日後、私は約束通りに店長の所へ行きました。
「やあ、今日は男の子みたいな格好なんだね」
『だって僕は男ですから。何か勘違いしてますよ』
「あれ以来、何人もキミに会いたいという客が来てるんだけどな」
『会いたいのではなくて、ヤリたいの間違いではないですか?』
「そうかもな。そういう俺もキミと会えるのを楽しみにしてたからな」
『その件なんですけど・・・あれから凄く肛門が痛くて・・・』
「なんだよ。まさかダメなのか? そりゃないだろう」
『本当にごめんなさい。恥ずかしいけど「痔」みたいなんです』
「ちなみに、あの日は何人とSEXしたの? 」
『全員です・・・けど』
「で、俺だけダメなのか。じゃあ、今日一日だけ働いてもらおうかな」
『またストリップですか? ダメです。前回みたいに荒れたらどうします?』
「あの日の客が来ても困るからな。だから別の店で働いてもらうよ」
『別の店で何をするんですか? 』
「そんなに警戒するなよ。居酒屋で店員をやってもらうだけだから」
連れて行かれたのは『祭り茶屋』という店名の居酒屋さんでした。
「はい、これがスタッフの衣装。キミは男だからコレだけね」
渡されたのは足袋に鉢巻き、あとは青い法被と白いフンドシだけでした。
『コレだけ? サラシや短パンは着ないんですか?』
「あれは女性だけ、男は良いの。こんな時だけ女のフリをするなよ」
着替えてみると、想像した以上に恥ずかしい。
フンドシは緩いし、法被も素肌に羽織っているだけ。
こんな格好で料理を運んだりするのか・・・。
「それじゃあ、今から表でビラ配りをしてきて」
『この格好で外に出るんですか? ちょっとマズイんじゃ・・・』
「だから、キミは男だろ? 全部配り終わるまで帰って来るんじゃないぞ」
『祭り茶屋です。よろしくお願いします。美味しいお料理が待ってますよ』
思い切って声を出してビラ配りを始めると、意外にも人が集まってきました。
「お姉ちゃん、セクシーやな。店はどこにあるの?」
「こんなフンドシ女子が隣に座ってお酌をしてくれるなら絶対に行くよ」
『フンドシ女子? 僕は男ですよ。ほら、オッパイも無いでしょ?』
「ホンマやな。でも構わんよ、隣に座ってくれるのか?」
『えっと・・・少しくらいなら大丈夫だと思いますけど』
「マジかよ。じゃあ俺達も行くよ。隣でサービスしてくれよな」
『いや、サービスって・・・お酌するだけですよ?』
「わかってる、わかってる。じゃあ、直ぐに行こうや」
『まだ僕はビラ配りが終わってないから・・・』
「こんなに客が集まっとるのに、何を言ってるんや。さぁ行くぞ」
ビラを持ったまま店に戻ると、意外にも店長は笑顔で迎えてくれました。
「俺の計算通りだな。早速4人も客を連れて来てくれたか」
『あの店長・・・みなさん、僕にお酌をして欲しいみたいで・・・』
「ああ、ドンドンお酌してきなさい。ドンドン飲んでもらいなさいよ」
付いて来たのは一人の中年男性客、それと男性二人・女性一人の若い三人組。
とりあえず一人きりは可哀想なので注文を取りに行きました。
『まず最初にお飲物は何にしますか?』
「お酌してもらうから瓶ビールだな。おい、兄ちゃんは隣に座るんだろ?」
『あ、はい。とりあえずビールを持ってきますから』
「いいから座れよ。酒は他の奴に持って来させればいいから」
『わかりました。では隣に。これで良いですか?』
「マジで可愛いな、兄ちゃん。本当に男か? ちょっと調べさせてくれよ」
『調べるって・・あ、いやん。そんな所・・・もうダメですよ』
「反応が普通に女だな。マジで可愛いよ。キスしても良いか?」
『ダメに決まってるでしょ。お酌しますからグラスを持ってください』
「キスしてくれたらグラスを持つよ。そうでなければ持たない」
『それなら別の席へ行きますよ。あちらも待ってるみたいだから』
「こんなエッチな格好で誘っておいて何もさせない? それはないだろ?」
『元々そんなお店ではないんですから。勝手に勘違いしてるだけですよ』
「しかし、どう見ても女だぞ。それがフンドシ一枚で店に誘ってさ」
『はぁもう・・・じゃあキスだけですよ。チュッ。はい、おしまい』
ようやくビールを注がせてくれて、その場から離れられました。
もう一方の席では既にテーブルにビールやツマミが並んでました。
『すみません、遅くなって。もう注文はお済みですか?』
「あぁもう頼んだよ。とりあえず座って、座って。そいつの隣りね」
男女がペアで座っていたので、もう一人の男性の隣りに座ることに。
「キミの分も頼んであるから乾杯しよう。さぁ二人の出会いに乾杯」
『私は仕事中なので・・・二人の出会い? どういう意味ですか?』
「コイツがね、どうしてもキミと付き合いたいらしいんだよ。どう?」
『どうって・・・僕は男ですよ。この人も男性ですよね?』
「いくら女を紹介してもダメだった理由がようやく理解できたんだよ」
『男が好きなんですか?』
「普通の男が好きなんじゃなくて、キミみたいな男が好きなんだってさ」
『でも僕は普通の男ですから。周囲の人が勝手に勘違いしているだけです』
「えっそうなの? 女が好きなのかい? 俺の彼女の方が良い?」
『女性の方が好きですよ。ただ、女性と付き合ったことはありませんけど』
「もしかして童貞なの? マジで? それなら俺の彼女と寝てみないか?」
『そんなことを勝手に言ったら怒られますよ、彼女さんに』
「私なら構わないわよ。むしろキミと寝てみたいと思ってたくらいだから」
「ちょっと待てよ。俺が初めて付き合いたいと思う人と出会ったんだぞ」
「だけどその人は彼女ではなく彼なのよ。もう諦めなさい」
「待て待て、俺に良い考えがある。四人で付き合えば良いじゃないか」
「四人って・・・まさか、アナタもこの子を抱きたいんじゃないでしょうね」
「バカ言うな、コイツの為だよ。キミも良いだろ? なっ? 試してみようよ」
『突然そんなこと言われても・・・だから僕は男・・・』
「でもこのままだと、あの中年男に食われちゃうぞ。ヤバイよ、アイツは」
「うん、私もそう思う。帰りに待ち伏せしてるわよ、きっと」
「俺達と一緒に帰れば安心だろ? それにキミも童貞を捨てられるんだぜ」
『でもその代わりに彼からヤラレるんでしょう? それはちょっと・・・』
「そんなことはしない、約束する。俺とは清い交際をしてくれれば良いから」
『清い交際って?』
「一緒にゲームしたり、食事したり、手をつないで公演を歩いたり」
『ププッ・・ごめんなさい、笑ったりして。でも、それって本当ですか? 』
「俺も保証する。コイツも童貞だから、キミ達は良い組み合わせだと思うよ」
『ふうん、童貞なんですか・・・でもそれなら信じられそうだなぁ』
その時、あの中年男が大声で私を呼んだ。
「おい、いつまで放っておく気だ。俺は一人なんだぞ。こっちに来い」
『すみません、直ぐに行きますから・・・では、これで失礼します』
中年男の席に戻ると、私を奥に座らせようとしました。
『すみません、料理を運ばないといけないから手前の席に・・・』
「ダメだ。奥に座れ。他の客に観られても良いなら構わないけどな」
『観られるって、何をですか?』
「兄ちゃんの裸だよ、チンコだよ。エッチなことするんだよ、これから」
『何を言ってるんですか、嫌ですよ。そんなこと絶対にしませんから』
「じゃあ俺は帰るぞ。いいのか? 夜道の心配をしないといけなくなるぞ」
『それって、脅しですか? 酷いですよ。ちゃんとお酌をしましたよ』
男は私を無視してお酒を飲み続けていた。
「じゃあ帰ろうかな。後悔するなよ。ここでなら大したことは出来ないのに」
『ま、待ってください。奥に座ります、座らせてください。お願いします』
死角になっている奥に座ると、男は嬉しそうにお尻を触り始めました。
「法被は着てていい。フンドシだけで勘弁してやる。さっさと脱げよ」
フンドシを緩めてオチンチンを露出すると、男が歓声をあげました。
「毛が無いじゃないか、剃ってるのか? いや、これは本物だな。凄げえぞ」
『あまり大きな声は止めてください。他の人にバレちゃいますから』
「何人の男にしゃぶらせた? 店の男は全員か? 店長は確実だろうな」
『いえ、店の誰とも何もしてませんよ。もうこれで良いですか? 』
「まだだよ。兄ちゃんの射精を見せてもらわないとな」
『ここで射精を? 無理ですよ。そんなことしたら他の人にバレちゃいます』
「俺は別の場所に移動してもいいぞ。これからホテルに行くか?」
『まだ仕事中ですから・・・あ、仕事の後にも用事がありますけど』
「嫌がってる割にはチンコが勃ってきてるぞ。本当は好きなんだろう?」
『そ、そんなこと・・・お客さんがエッチな所を触ってるからですよ』
そのうち私のオチンチンを男が握ってシゴき始めました。
『あぁぁ・・ダメ・・ダメだってば・・・』
「イクまで止めないからな。終わりにしたかったら射精しろよ」
『あの・・・ここを汚されては困ります。トイレに行きましょうか』
「しゃぶらせてくれるのか? それなら黙って行ってやるぞ」
『は、はい。お願いします。それで構いませんから』
男の「トイレはどこだ」の言葉に『案内します』と私も演技で応える。
トイレに入ると男は噛みつくように私の袋の部分を口に咥えました。
『い、痛いです・・・ちょっと、すみません・・・やめて・・・』
「急いだ方が良いんだろ? 大人しくしてろ。あと、法被も脱げよ」
痛みの中に妙な感覚と初めての経験で私は射精してしまいました。
男の顔に精液がベットリ、でも男に嫌がっている感じはありませんでした。
勢いよく顔を洗うと、男は席には戻らず勘定を済ませて店を出て行きました。
その後、ようやく男女三人組の席に戻ると、かなり心配していた様子。
「大丈夫だった? 何やら怪しい動きをしていたみたいだけど」
『ううん、全然平気。何もなかったよ。少しお尻を触られたけど』
「トイレに連れ込まれてたでしょ? 本当に何もなかったの?」
『連れ込まれてませんよ。僕はトイレの外で待ってただけだから』
「それなら良いんだけどな。で、コイツとのことは考えてくれた?」
『僕みたいな男で良かったら友達になってください。お願いします』
「えっ本当? 俺の彼女になってくれるって言ったんだよね?」
『彼女じゃなくて友達ですよ。清い交際をしてくれるんでしょ?』
「も、もちろんだよ。大切にするから、絶対に。やったぁ」
「ま、童貞同士だから上手くいくだろう。良かったな」
「あら、私とSEXする話はどうなったの? 楽しみにしてたのに」
『まだ僕は童貞のままで良いです。このまま四人で仲良くしましょう』
「いきなりで申し訳ないんだけど、こんな仕事は辞めてくれないかな?」
「早速、彼氏を気取ってるのか? 嫌われるぞ、お前」
『大丈夫ですよ。この仕事は今日で終わりです。もうしませんから』
その日の仕事が終わり、四人で帰宅の途につきました。
「お疲れさん。やはり普段は男の格好をしてるんだな」
『当然ですよ、男なんだから。この服だと変ですかね?』
「いや、全然そんなことない。俺の彼女は何を着ても可愛いよ」
「でも女装をした方がもっと可愛いと思うわよ。今からウチに来ない?」
『本当? 厚かましいお願いだけど、そのまま泊めてもらえませんか?』
「いいわよ、キミなら。何かしてくる勇気はないでしょ?」
「何だよ。泊まるなら俺の家に来いよ。なぜ俺に言わないの?」
「当然よ。アナタ達だと安心できないでしょ。ウチに来なさいね」
四人で彼女の家に行くと、「今日は疲れたから」と男二人を追い出す彼女。
結局、部屋に入ったのは私だけでした。
「お風呂に入るでしょ? 脱いで。一緒に入りましょうよ」
『い、いえ。先に入ってください。僕のことは気にしなくて良いですから』
「気にするわよ。それに一緒に入らないと許さないからね」
『でも彼氏さんに悪いです。僕は男なんですよ』
「キミを男だなんて思ってないわ。彼もキミに手を出すつもりじゃないかな」
『それなら彼の友達も・・・』
「あぁそれは安心して。私もアイツからは何もされたことないから」
とりあえず黙って彼女に服を脱がされました。
「これ、剃ってる訳ではなさそうね。毛の生えない体質なのかしら?」
全裸にされたところで「交代ね」と私に服を脱がせるように命じる彼女。
言われた通りに服を脱がす私を静かに見守っていました。
「意外と落ち着いてるわね。手つきも慣れてる。童貞って嘘なの?」
『ほ、本当です。でも男の人とは経験あるんですけどね』
「何人くらい?・・・えっ10人も? アイツにはショックだろうなぁ」
男の身体では10人だけど、実際の男性経験はそんな数ではないけどね。
彼女の服を脱がせ終わると、少し彼女が怒り始めました。
「でもどうして萎んだままなの? 私の裸に魅力を感じないの?」
『あの・・・緊張して・・・すみません』
「謝らないでよ。罰として、これから私を抱きなさい」
お風呂には入らずにベッドで抱き合ったけど、私のモノは萎んだまま。
「本当に失礼な子ね。もう良いわ。このまま寝るからアナタも寝なさい」
そして翌日、目が覚めると彼女が私のモノをしゃぶっていました。
『な、何をしてるんです、こんな朝から』
「やはり男の子ね。朝はこんなに元気だなんて。でも少しショックだな」
『もう止めてください。これ以上は本当にダメです。彼氏に悪いですよ』
「ダメよ。今日は許さないわ。私がアナタを男にするって決めたの」
『だから僕は男なんです。こんなことが彼氏に知られたら・・・』
「黙りなさい。もう充分でしょ、入れるわよ。抵抗すると許さないわよ」
『そんな・・待ってくだ・・・あっあぁぁぁ・・・』
「ほら、気持ち良いでしょ? 動いていいわよ。中に出して構わないから」
『でももし妊娠なんてことに・・・』
「心配しないで。ピルを使ってるから大丈夫よ」
『はぁはぁはぁ・・・あぁぁ・・うぅぅぅ』
「キミの方が女の子みたいな反応ね。本当に可愛い、虐め甲斐があるわ」
『もう・・・あの・・出そうです・・・』
「いいわよ。でも射精した時からアナタは私のペットよ」
『ペットって・・・そんな・・・うっあぁぁぁ』
「安心して。私と二人でいる時だけよ。アイツとの仲は邪魔しないから」
その言葉を聞き終わる前に、私は我慢できずに射精していました。
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