水着のままとはいえ俺は妙な気持ちになった。この別荘には内風呂と露天とサウナもあり、しかも天然温泉で源泉掛け流しだ。この別荘は親類が使わない時期はペンションとして貸し出ししている。しかも結構人気があるらしい。そんな別荘をタダで使えるなんて姉様々だ。…2人で風呂に入っていると夕立がきた。周りが山だから都会とは違い、結構激しく雷が鳴った。2人で最初は露天に入っていたが、余りの激しさと雨粒の痛さに内風呂に避難した。「凄っナメてたわ」「ホント凄いね」段々と空が暗くなり一段と雨が激しさを増した。ドカーンと雷が近くに落ち停電した。「キャァァっ」と千佳は叫び声をあげ俺に抱き付いた。「千佳ちゃん大丈夫だよ」「怖い…」と更にギュッと抱き付いた。千佳のその肉感に俺はドキドキした。俺は千佳の肩に手を回し抱きしめ手を握った。雷がドカドカ落ちる度に千佳は震える。その内義兄が脱衣所に来た。「義弘君千佳、大丈夫か?」「大丈夫です…千佳ちゃんも大丈夫です」「そっか…義弘君千佳頼むね?俺は裕美の所にいるから、何かあったら言ってくれ」「はい分かりました」と義兄は出て行った。
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