二学期の中間テスト、千佳は学年で20位以内に入ったらしく、その日の夕食はステーキだった。給料日前で肉に飢えていた俺は嬉しかった。部屋でテストの答案を見て、間違えた所を復習した。「ここはこうなるんだよ」「ああそうか…なる程ね」…母親がおやつを持ってきた。「どう?」「テスト見せてもらったけど、勘違いしてたりイージーなミスが目立ちますね」「やっぱり…千佳は昔からトンチンカン事する時があるから悩んでたんだよねぇ」「焦らないでやればもっと良くなりますね」「だって…」「分かってるよぅ」ケーキを平らげまた見直しを始めた。終わって帰ろうとしたら呼び止められ「これ持って行って」と余った肉を貰った。俺はその肉を給料日まで食い繋いだ。…「今日は集中力が無いね」「うん…何か疲れた…」「じゃぁ今日はリフレッシュしようか」「いいの?」「無理にやっても身に付かないしね」「やったぁ」千佳の母にリフレッシュする事を伝え、夜だが出2人で外に掛けた。「カラオケでも行こう」と誘った。
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