他の店も見て廻るが気に入る物がなかったみたいだ。その内「ちょっとトイレ」と言った。「じゃあビルの入り口で待ってるな」「うん…分かった」と千佳はトイレに行った。俺は急いで最初の店に行き、千佳が気に入ったリングと、同じリングの男用とチェーンを買った。それをバッグに忍ばせ入り口で千佳を待った。…「お待たせ」と千佳が来た。「次どうする?」「う~ん…義君の家行きたい」「俺ん家?」「ダメ?」「…分かった」「やった」と言ってロッカーに行き荷物を持ち電車に乗った。品川で乗り換え俺の住む鶴見へ向かった。…駅から徒歩15分、アパートに着いた。「結構綺麗にしてるんだね?」「もっと汚いかと思った?」「うん」1Kで八畳風呂トイレ別で月4、5。借りた時はコンビニがなかったが、前年にアパートから3分の所に出来た。…千佳は適当に座った。俺はリングを袋から出しチェーンに通した。「千佳…ちょっと目閉じて」と言って閉じさせ首にそれをかけ「俺がカウントするから、0になったら目を開けてね」「うん分かった」と言った。
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