里奈の希望で離れた海水浴場へ行くと地元より華やかで、
里奈は満面の笑顔ではしゃぎ回る。
改めて見るとまだ幼い体に面積多めの白いビキニが可愛い。
借りた浮輪に乗る里奈を沖に引っ張りひっくり返したりするうち、
肌が触れ合い脇を持ち上げたり背中に覆いかぶったりが自然となる。
昼食を済ませシャワーを浴びて遅くならぬよう帰宅を促すと、
里奈は少し寂しそうな顔で黙り込んだ。
「どこか寄っていく?」
「おじさまの家見たい!」
「何もないよ?」
「うん、少し寄るだけだからぁ」
と腕を摘まれ押し切られる。
「料理するんだ?テレビおっきい!片付けるとこな~い。寝室?ベッドぉ~」
部屋に入るとあちこち見ては声を上げやっとソファーに座る。
買ってきたケーキを食べ終わると突然、
「シャワー貸して?なんかザラザラする~」
と言った。驚く顔を見て里奈は抱き付き、
「一緒にはいろ。ね、お願い…」
会話やメールでそれなりに大人びた箇所もあったが、
いきなりの展開に言葉を失うと舌をペロッと出して笑い、
「お湯出る?先に入る!」
と浴室に飛び込んだ。
(あの歳で経験済み?まさかなぁ…でも今の子は…)
モヤモヤしながらシャワー音に誘われ扉の前に立つと、
シャツやデニミニがきちんと畳まれ小さな下着が載っている。
扉を開けると里奈が膝を抱え手のひらにシャワーを当てていた。
「どうしたの?」
声を掛け肩に手を乗せると、
「ごめんなさい…あの…ちょっと」
とますます丸く縮こまる。
(だよなぁ…それが普通だ)
「大丈夫だから。ほら立ってごらん」
と後ろ向きに立たせ背中で光る小さな砂粒を流してやる。
最初はビクッ!と反応したがやっと震えが止まった。
「ごめんなさい…」
いきなり振り向いた里奈が泣きながら抱き付いてきた。
「何が?里奈ちゃん悪いことしてないでしょ?」
「からかうみたいなことしたし、わがまま言った…」
「僕に興味ある?」
「うん…好きな感じ、かな?たぶん」
「なら良いよ。でもね…」
「でも?」
「ドキドキさせると大変なんだよ」
「大変?ん…あっ!」
そこでやっと気付いたのか下腹の反応したものを見て腰を引き、
腕だけでギュッと抱き付いた。
「ね。だから男に思わせぶりな態度は気をつけるんだよ」
と笑って声を掛けると、上を見上げて頷いた。
「うん。なんかすごいんですね。グーッて当たって熱くて…恥ずかしい」
「見たことないよね?」
「うん、ない…」
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