その週末、部屋に遊びに来たいと言う里奈を迎えに行った。
「何もないからつまらないでしょ?」
「ううん、ゆっくりできるからそのほうがいいの」
(やはり人目が気になるだろう)
そう思い里奈が借りてきたDVDに話を変えた。
ソファーに並び、なぜか観客が一緒に歌うレディゴーを初めて観る。
正直(そういう話ね…)だったが知らないよりは、と観ていたが終盤に一瞬ウトウト…
「眠いですか?」
「いや、里奈ちゃんといる安心感(笑)」
「えへっ、うれし」
と笑い膝の上に横座りして抱き付いてくる。
ちょうどDVDも終り里奈を楽な姿勢に抱き直す。
「あれからどうだった?」
「あれから?あ~…眠れなかったです」
「痛くて?」
「ううん、なんかずっとおじさまがいるみたいな、ドキドキしてた」
「誰かに聞かれたりは?」
「大丈夫。聞かれても内緒だもん、大事な思い出だから」
思わず里奈の額にキスした。
「にゃ?」
「ありがとう」
「へへっ、里奈も」
と唇を重ねしがみついてくる。ショートパンツから伸びた締まった細い太ももをそっと撫でる。
「あっ、あの…」
「ん?あ、ごめん。やめとくね」
「違うの…あの、セイリだから…ごめんなさい」
小さな声で言うとうつむいた。
「そんな時はしないよ。謝らなくていいから、ほら」
と頭を撫でると上目遣いにこちらを見て口を尖らせる。
「でも男の人はしたいでしょ?」
「そういう男もいるけど、僕はないなぁ。女性が新しくなる時だし」
「優しいなぁ、うん…でもなんか詳しい(笑)大人はみんな詳しいの?」
「優しくないよ。ただ女性は大変だからね、いろいろ」
「うん。じゃあキスしてあげるね」
言うが早いか里奈は唇を押し当て自ら舌を差し入れてきた。
「んっ!ンッ!んーっ!」
お詫びなのだろう。小さな舌を懸命に動かし喜ばせようとする。
「気持ち良い?」
「うん、上手すぎて興奮した」
「フェラチオしますか?」
「へっ?どこで覚えたのさ?」
「んふっ、女子の雑誌とかに載ってるの。男子の絵とか入れ方やコンドームは使いましょうとか…あと」
「ああ、ネットで過激すぎとか、小学生の雑誌だったかな?体位とかも図解入りだった」
「それで勉強したの(笑)お口ですると男子は喜ぶって」
「学校の勉強しなさい(笑)」
「だってぇ~いじわる~みなさぁん、このおじさまエッチなんですよぉ~」
「コ~ラ、やめなさい」
慌てたふりで里奈と唇を重ね黙らせた。
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