「遅いな・・・。」
何気なく慎也がつぶやいた。
梨花の尻肉を開いて、見つめていた。
梨花は、5本のウインナーをすべて出し終えて、今度は長さが20cmもあるソーセージ
を押し込まれていた。
全部は入ってない。
5cmほどが、梨花のアナルから突き出していた。
太さはないから、それほどの圧迫感は感じないらしい。
唇を噛みしめているが、さっきのように呻いたりはしていない。
この子は、順応が早い。
顔を赤くさせながら、梨花が息んで両手を握りしめていく。
ふるっ、と尻が震えて、アナルから生えたソーセージの長さが、わずかに伸びた。
「来るのか?」
千夜利の顔を眺めながら、訊ねた。
千夜利は、ぽっかりと口を開けて、顔を上向かせていた。
思わず笑みがこぼれるほどに、可愛らしい顔だった。
香緒利の唇が重ねられて、どろどろに溶けた肉片が私の口の中に流し込まれる。
すべてを受け取って、それを、千夜利の口の中に落とした。
千夜利は、眠るように目を閉じていた。
小さな口を閉じると、静かに嚥下していく。
全部飲み込むと、また口を開いた。
「もう、そろそろだと思いますよ・・・。」
私の問いを、沙保利が引き取った。
口の周りが、自分の唾液にまみれていた。
もう、どれだけの時間、沙保利が口での奉仕を続けているのかわからない。
沙保利は、それだけを答えると、また顔を伏せていった。
チュプチュプと、はしたない音がすぐに聞こえてくる。
慎也が、梨花のアナルからひりだしたソーセージに食らいついていく。
汚らしいなどとは思ってない。
そんなことを思うくらいなら、こんな調教をしたりはしない。
私は、千夜利に餌を与え続けた。
慎也が4,5回ほど、梨花のアナルからひりだしたソーセージを食い千切った頃だった。
軽やかなチャイムの音がリビングに響いて、みんなが顔を上げた。
「お父様。」と、沙保利に問われて、慎也が頷くと、沙保利はその姿のままに、リビング
を出て行った。
急に玄関の方から、賑やかな声が聞こえてきて、足音がすぐにリビングへと向かってく
る。
ドアが開くと、懐かしい香水の匂いが鼻をくすぐった。
「よう・・。」
「もう・・・始めているのね・・・。」
相変わらず美しい顔に目を細めた。
すっと整った鼻筋に、ほんの少しだけ冷たさを思わせる切れ長の瞳。
ほっそりとした尖ったあごのラインが一際目を引く。
唇に塗られた毒々しいまでの真っ赤なルージュが、その性格をよく表しているようで、と
ても彼女に似合っていた。
私たちの原点の女、「笙子」
歳の離れた可愛らしい妹。
「少し・・・遅かったかしら・・・。」
物憂いしゃべり方は、昔からちっとも変わってない。
「お前に、約束なんてものは期待してない。」
慎也が呆れたように笑う。
小さな頃から、どこか物憂げで、ぼんやりした顔ばかりしていたこの奔放な妹は、どんな
些細な約束でも、まず守るということがなかった。
笙子は、薄く笑って、着ていた毛皮のコートを脱ぐと、沙保利に手渡した。
中には、何も着ていなかった。
雪のように白い肌。
形のいい乳房の頂点で、ニップルピアスが鈍い光を放っていた。
同じリング型のピアスは、へそとラビアも飾っていて、ラビアのピアスは1段増えてい
た。
ため息が漏れるほどにスタイルが良く、肉感に溢れた身体をしているが、性毛などは一切
なく、生々しい縦長の亀裂がはっきりと見えている。
前までは、そこに2段の、つまり四つのピアスが付けられていたが、それが1段増え
て、数は六つになっていた。
それを笙子に付けたのは、誰かわかっている。
「雪也、あなたたちも、早く支度してきなさい。」
笙子が後ろに佇んでいる少年に声を掛けた。
笙子に似て、ひどく顔立ちの綺麗な少年だった。
長い髪を後ろで纏めていて、ファッションは今時の男の子である。
胸に女の子を抱えていた。
妹の真美だ。
真美も笙子に似て、これもまた可愛らしい顔をしている。
白いドレスを着せられていた。
長い髪をツインテールにして、大きなリボンが頭を飾っていた。
笙子は、自分のことだけはするが、人の面倒などみない。
それは自分の子供であっても同じことだから、おそらく真美を綺麗に着飾ってやったの
は、雪也だろう。
まるで人形のような、この可愛らしい女の子を、雪也は愛している。
ちゃんと面倒をみるし、可愛がってもやる。
だが、徹底的に虐め抜いて、悲鳴を上げさせたりもする。
そして雪也は、母親の笙子にも同じことをする。
それが、この少年の性格なのだ。
この子だけは、何を考えているのか、わからない。
小さな頃は、素直で温和しい少年であった。
今年から中学生となったが、最近では反抗期なのか、私たちを無視することが多くなっ
て、コントロールもひどく難しくなってきていた。
それを慎也は、面白がったりしているが、今に大きな事故を起こしそうで、私は不安でな
らない。
「ほら、早く。」
なかなか動こうとしない雪也の手を引き、沙保里が奥へと連れて行こうとする。
それでも、雪也は私たちをぼんやりと眺めているだけで、そこから動こうとしない。
およそ、生気というものが感じられない目だった。
「早く行け・・。」
梨花のアナルを眺めながら、慎也がぼそりとつぶやいた。
「はい・・。」
慎也の声に、ようやく雪也は踵を返すと、沙保利の後について奥の部屋へと消えていく。
「何とかした方がいいんじゃないのか?」
どうにも不安で、笙子に言ってはみたが、笙子は面白そうに笑うだけで、「良い子じゃな
い・・。」などと、彼女らしい答えを返すだけだ。
笙子は、スリムなタバコに火をつけて、白い煙を悩ましい唇から吐き出すと、テーブルの
上で呻いている梨花を見つめた。
そして、にやりと笑った彼女は、ゆっくりと歩を進めると、梨花の身体を跨いでいった。
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