後日談
あれから3年。
俺は平穏な日々を送っていた。
あの日の出来事に、多少の後ろめたさを感じていたのも数日間で、今では麻
耶が泣き寝入りして、事件にならなかったことに胸をなでおろしていた。
麻耶をヤッた時の感触が忘れられなかった俺は、出会い系で知り合った学生
とセックスを繰り返していたが、あの時の快楽を超えることは無かった。
あの日からちょうど3年目の今日、俺は例の風俗ビルの前にいた。
たまにはプロとヤるのも趣が変わっていいかもしれない。
俺はビルに足を踏み入れた。
この店にはあれから来ていない。
店の名前は変わっていないようだが、雰囲気が大きく変わっていた。
明るく、可愛く、清潔感ある店にリニューアルしたみたいだ。
若いボーイが丁寧な接客で迎える。
待合室でパネルを並べて、ボーイが説明を始めた。
俺がパネルとにらめっこしていると、奥から別のボーイが接客しているボー
イを手招きした。
「少し失礼します」
そういい残してボーイは店の奥に消えた。
しばらくして・・・俺が指名を決めようとした時にちょうどボーイが帰ってき
た。
「お客様、たった今、本店の人気ナンバー1の準備が整いましたので、今日は
その娘と遊ばれてはいかがでしょう?」
「へぇ。どんな娘なの?」
「若くて、綺麗って言うより可愛い感じの娘ですね。出勤すること自体まれ
なんですが、皆さん一度遊ばれたら満足しておられますよ」
「そうか。若いっていくつだ?」
「ちょうど18になったところです」
「若いね。じゃあ、その娘と遊んでみるか」
「ありがとうございます!では、ご案内までしばらくお待ちください」
3年前の嬢はどう見ても40台半ばだったからなぁ
今日はボーイの話半分に聞いても20過ぎだろ。
やっぱりオンナは若いのに限るからな。
俺が考えているうちにボーイが来てご案内となった。
「扉の向こうに女の子がいまーす。いってらっしゃいませ~」
俺が扉を開けると、そこには小柄な娘がセーラー服で立っていた。
髪はショート、体は無駄肉の無いスレンダー、顔は・・・
「・・・!!!!!!!」
それは見間違える事の無い顔。麻耶だ。
多少大人びているが、基本的に3年前と変わらない。
変わったのは髪形だけか?
「どうぞこちらへ」
麻耶が俺の手を取り部屋へ案内しようとするが、俺は動揺を隠すのに精一杯
で、少し反応が遅れた。
「どうされました?」
「い、いや。行こうか」
麻耶は俺に気づいていないのか?
手を握りプレイルームへと向かっていく。
まさかこんな所で麻耶に会うとは・・・
麻耶の母親も風俗嬢だと言っていたが、この仕事を心底憎んでいたはずだ。
やはりあの一件で価値観が変わってしまったのだろうか・・・
俺は少し気後れしながら、麻耶に引っ張られていった。
部屋の中は、風呂、ベッドにマットと揃っていた。
よくある、いかがわしい感じではなく、明るく清潔な感じのする部屋だ。
俺はベッドに腰掛けた。
「何か飲まれますかー?」
「お茶を」
麻耶は冷蔵庫からお茶を取り出しグラスに注ぐ。
俺の前まで持ってくると、納屋はグラスのお茶を飲みほした。
そして俺の首に手を回して抱きつき、口移してお茶を飲ませた。
お茶が渡りきると、そのままディープキス。
麻耶の舌と俺の舌が絡み合う・・・
長いキスが終わると体を離して、
「へへへ・・・お兄さん、キス上手いね・・・」
「あ・・・あぁ・・・」
俺はまともに返事できないでいた。
麻耶とのキスは初めてだった。
3年前もキスはしていない。
麻耶は俺の服を脱がせにかかった。
「お兄さん。今日はお疲れなのかな?元気ないみたいだけど?」
「いや、そんなことは無いぜ」
「あはっ。ほんとだ~。こんなに元気になってる~」
麻耶は俺のパンツも下ろし勃起したペニスにキスした。
それだけで俺の体に電撃が走る。
「ははっ。ピクピクしてる~。元気だね!」
麻耶は俺の股間から離れて自分の服を脱ぎ始めた。
制服を着ていると現役でも通用するだろうな。
って言うか、中学生と間違われるかもしれないな・・・
相変わらず胸は大きくないが、多少丸みを帯びて形はよくなっている。
白とライトブルーの縞パンを足から抜き取り全裸になった麻耶は、俺を風呂
へと誘導した。
「んんしょ。んんしょ。」
麻耶はマットの上で一生懸命な感じでサービスをした。
初々しさはあるが、ぎこちなさは無く、人気ナンバー1なのもうなずける。
(麻耶は俺に気づいてないんだろうな・・・気づいていたらこんな風には・・・)
「お兄さん・・・」
麻耶が耳元で話しかける。
「ん。なんだ?」
「あたし・・・お兄さんとはベッドでしたいな・・・」
甘えるような声でねだる。
「あぁ。いいぜ。ベッドにいくか」
俺は立ち上がり、麻耶にシャワーで体を流して貰ってからベッドに横たわっ
た。
遅れて麻耶もすぐ来る。
麻耶は俺に覆いかぶさりキスをした。
「お兄さん。ばんざ~いして!」
「んん。なんだよ・・・」
そう言いながらも俺は両手を上げる。
カチャカチャ
「ん?」
俺の両手が手錠でベッドの柱に拘束された。
「何をして・・・」
俺が言い切る前に、腰の辺りにもベルトが掛けられ、俺はベッドに縛り付け
られる形になった。
「何をするんだ!?」
「何をするって?」
麻耶を俺の顔を見てニヤリと笑った。
「あなた、まさかあたしのことを忘れてるんじゃないでしょうね?」
「!!!」
「あなたが忘れていても、あたしは忘れてないから」
麻耶は俺に気づいていたんだ!
今までは演技だったのか!
「俺をどうするつもりだ!?」
「どうしようかなっ」
麻耶は危険な笑みを浮かべて俺を見た。
「金なら・・・」
「お金なんて捨てるほどあるから」
麻耶は俺の胸を指でなぞりながら
「このビルのオーナーね・・・結構、資産家だったの。だから、前の奥さんと別
れてもらって、あたしのお母さんと再婚してもらったの。だから、この店の
実質オーナーはあたしだし、義理のパパの資産は自由に使えるの」
麻耶は俺の顔を見た。
「だから最近は実業家の仕事もしなきゃいけなかったし、この店にはあまり
来れてなかったんだけど・・・今日は来てよかったみたい」
俺との視線を切り、上を見た。
「あたしもあれから苦労したんだよ・・・お母さんが生活のために懸命に働いて
ることは理解できて、仲直りしたんだけどね・・・その後すぐお母さんクビにな
ちゃったの・・・お母さんに苦労掛けられないから、あたしが代わりココで働く
ことになって・・・初めは嫌だったんだけど・・・すぐに気づいたの・・・」
麻耶と目が合う。
「男はみんな馬鹿なんだってね。虜になった女の為ならなんでもするんだっ
て。だから、あたしはそんな虜を増やしていったの。そしてココを手に入れ
た・・・ココにはあなたが来ると思ってたから」
「今日、カメラであなたを見たとき、あたしは震えたの。すぐにボーイに指
示してあたしを指名させるようにして・・・うまくいったとき・・・やっとこの日
が来たんだって思ったの」
俺は麻耶の独白を聞き入っていたが、声を絞り出すように
「お、俺をどうするつもりなんだ・・・!妙なことをすると大声を・・・」
「このフロアには今あたしとあなたしかいないの。例え声が聞かれても、コ
コはあたしの城だからね。何もおこりはしないよ」
俺は声を失った。
因果応報。
いつか報いを受ける。それが今日だったのか・・・
麻耶は俺の股間に手を伸ばした。
「あたしの初めてと純粋な心を奪ったおちんちんかぁ・・・」
麻耶が俺のペニスを握る
「萎えてるじゃないの。立たせなさいよ」
ペニスを握った手を強引に摩擦させる。
「痛たたた・・・!」
潤滑油のない手コキは俺に苦痛を与えたが、ペニスはだんだん勃起していっ
た。
麻耶の指が俺の肛門をまさぐる。
「うわぁ・・・」
俺は思わず喘ぎにも似た声を漏らす。
「気持ちいいの?じゃあこれは・・・」
麻耶の指が肛門に挿入された。無理やり限界まで入れる。
「うぐぁぁぁ!!」
「あら、お尻を攻められたのは初めてなの?」
俺は苦痛に顔を歪めながら首を縦に振った。
「あはっ。じゃあ、あなたのアナルバージンを奪ってあげる」
麻耶は指を2本に増やし無理やりこねくり回した。
「ぅぅ・・・うぐぁぁぁ・・・あぁぁぁ・・・!」
俺は額に脂汗を浮かべながら必死に耐えていた。
「うふふ。まぁ、準備はこれぐらいでいいか」
麻耶は指を抜き、ベッドから離れた所でゴソゴソしている。
俺は肩で息をしながら苦痛が終わったことに安堵していた。
麻耶が戻ってくる。
「じゃ~ん。今からこれであなたと遊んであげるから」
麻耶の股間には女性には無いものが装着されていた。
ペニスバンド。俺がその単語を思い出すのと同時に、麻耶が馬乗りになって
きた。
「確かこうして・・・」
麻耶が俺の髪を掴みペニバンを咥えさせた。
容赦ないピストン。俺の喉の奥まで入り込んでくる感触に嘔吐感がこみ上げ
てきたが、麻耶はソレ許さない速度で動き続けた。
「ぁぁ・・・これ・・・あたしも擦れて・・・気持ちイイぃぃ」
俺の口からは唾液が漏れ、口から下をベトベトに汚していった。
「ぁぁぁ・・・あぁぁ・・・いっちゃうかも・・・いっちゃうぅぅ・・・!」
ペニバンが喉の奥まで挿入されて、呼吸困難に陥る。
意識が朦朧とする直前に麻耶はペニバンを引き抜いた。
「がはぁ・・・!はぁはぁはぁ・・・」
俺は新鮮な空気を貪るように荒々しく呼吸した。
麻耶も呼吸を整えると、
「じゃぁ、次は本番ね」
俺の足を広げペニバンをあてがう。
「ま、待ってくれ・・・うぎゃぁぁぁぁぁ!!!!」
麻耶は俺を一気に貫いた。
圧倒的な違和感、異物感。本来入るべき場所じゃない所に入っている。
俺は今まで感じたことない苦痛に体をよじらせた。
「やめてくれー!頼む抜いてくれ!」
「おおげさね。これくらいどうってことないでしょ?」
麻耶は問答無用で出し入れを開始した。
「あら。ちょっと切れちゃったみたい。でも、これで滑りもよくなるか
な?」
麻耶は口元に笑みを浮かべながらピストンした。
「うぐぁ(あんまり男の悲鳴書きたくないんで後は省略)」
「あぁん・・・あたし・・・もう一度来ちゃう・・・」
麻耶は腰の動きを早めていった。
「はぁはぁはぁ・・・ぁああああああああ・・・!」
ペニバンが最深部まで挿入された。
「うがぁ!!!」
俺は自分の意思と関係なくペニスから精を放った。
長い射精。今までに味わった事のない射精だった・・・
「今日はこれぐらいで勘弁してあげる」
麻耶は俺の拘束を解きながらそう言った。
「でもこれからは・・・そうね、週末にはココに来なさい」
ニヤリと笑って俺を見る。
「あたしも仕事が増えてストレスたまってきちゃってさー。遠慮なく遊べる
相手が欲しかったのよ」
俺は半泣きの表情で麻耶を見た。
「あはっ。心配しなくても、今日以上にひどいことはしないよ。それに・・・」
麻耶は俺に軽くキスをした。
「あたしが気に入れば、あの時は妊娠しなかったけど、あなたの子を産んで
あげてもいいよ」
麻耶はにっこり微笑んだ。
俺は肩で息をしながら考えていた。
女の子は小悪魔だっていったやつがいたが、この子は魔王級の悪魔だったら
しい。
3年前に俺が生み出した悪魔。
麻耶。
俺は今からそいつの奴隷となって生きていくのだろう。
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