2)
利奈を腕にぶら下げながらいくつもの温泉が用意された別館まで来ました。
しっかりしがみついているものだからもう浴衣の胸元がはだけて
もう少しで胸の先っぽが見えそうになったり…
どんだけ私が我慢していることかっ。
入り口にはどんな温泉があるか地図付きで説明書きがあって
どの温泉にするか迷っていると、利奈がひとつの温泉を指差しました。
「この温泉がいいな。お と う さんっ!」
またイタズラっぽい笑顔で親子ごっこを続ける利奈に
便乗して私も父親になった気分で答えました。
「よーし。利奈が選んだ温泉にするか~」
喜びの声を上げる利奈。
改めて指差す先を見てみると、
そこにはこう書かれていました。
【貸切個室露天風呂 6室 混浴】
『こっ、混浴ぅ!?』
そうです。混浴です。しかも貸切で個室の露天風呂です。
もう色々限界です。この娘は判ってて言っているのでしょうか!!
しかしここでもどうにか平静を装いつつ、案内看板にしたがって
別館の一番奥まで歩いて行きました。
貸切露天は別館の奥からまた更に渡り廊下を通って
完全に離れになっていた。
露天風呂は造りがそれぞれ違っていて、
どの温泉も結構凝った造りになっていて許されることなら
全てを見てみたいと思いましたが、時間のこともあるので
せいぜい2ヶ所が限度ではないでしょうか。
6つある風呂のウチ4つは少人数用で、
あとの2つがファミリータイプの広めの風呂になってるようでした。
誰か使っている時はパネルの下のフックに鍵が無いことで
判るようになっていました。
この時はファミリータイプが両方空いている意外は
誰かが入っているようでした。
ここでも一応利奈に選択権をゆずります。
「ファミリータイプしか空いてないみたいだね。
どうする?二人で使うには広いと思うけど、
どっちにする?」
急にうつむいて静かになってしまった利奈。
どうしたんだろう。具合でも悪いのかな…
さっきまであんなにはしゃいでたのに。
人様の娘さんを預かっているのだから気になって仕方ない。
「……どっちでも、いいよ」
本当にどうしたんだろう。
心配になって声をかけてみる。
「大丈夫?利奈。調子悪いんならまた今度にするか?」
首を横に。否定だ。
それにつられて長い髪がふわふわ揺れて、
私の背中にふぁさふぁさと当たった。
「温泉、入る?」
コクコク
今度は肯定だ。
でも利奈の様子が気が気でない。
もうこの際どちらでも良い気になってきた。
「それじゃぁコッチにするか」
コク…
パネルから鍵を取ってこれまた一番奥まで進んだ処に
格子引き戸があって、そこに鍵をさしてカラカラと
戸を引いて中に入った。
ファミリータイプだけあって脱衣所も広めだった。
服を入れるカゴは8つ。適当にひとつとって
自分の浴衣を脱ごうとすると、後ろから利奈の声。
「ま、待って!私が先に入って待ってるから
あっち向いてて!!」
なるほど。調子が悪いんじゃなくて
恥ずかしかったのか。これはちょっといじめてみるか?
と、いい年をして悪戯心がむくむくと芽生えてしまう。
「なんだ利奈。親子なのに恥ずかしいのか?」
「お、親子でも恥ずかしいんだもんっ!
私だって女の子なんだからねっ!!」
ヤブヘビ?というかこっちの温泉を選んだのは
利奈だろうに。もしかして漢字が読めなかったのか?
それは有り得るかも知れない…
奥のほうから『いいよ』という利奈の声を
聞いてから私も腰にタオルを巻いて脱衣所から
露天風呂へと踏み入った。
流石にファミリータイプ。服かごが8つあるのは伊達ではない。
湯浴み場にはタオルをしっかり巻いた利奈が木製の椅子に座って
こちらに背中を見せていた。長い髪は小さなタオルで
頭の上でまとめてある。
「よーし利奈。久しぶりに背中流してやろうな」
その言葉に利奈は一瞬肩をすぼめたように見えたけど
すっと立ち上がって体に巻いたタオルを取ると
大きな石の上にそれを置いた。
その背中を見て今度は私が固まる番だった。
細い首。小さな肩。華奢で綺麗な背中と、視線を下ろしてゆけば
少女独特の二つのふくらみ…
息を飲まずにはいられなかった。
その音が利奈にまで聞こえてしまったのではないかと
心配になるほど咽が鳴った。
ゆっくり座った利奈の背後に歩み寄り、
木の椅子をもうひとつ引き寄せて腰をおろした。
「おおきくなったなぁ」
まだ父親の演技を続けながら
手桶で利奈の背中にゆっくりとお湯をかけつつ
背中全体を軽くなでてみると、利奈が固くなっているの判った。
タオルで石鹸を泡立てると、その背中を上下にゆっくり洗った。
首と肩を洗って、両二の腕をまで洗って
私は利奈の肩にそのタオルを置くとくるっと
180度まわって利奈に背中を向けた。
「今度はお父さんの背中流してくれるか?利奈」
「……――うん」
温泉に注ぎ込むお湯に消え入りそうな声だった。
利奈が私の背中を洗い始める。その力はとても弱々しい。
どのくらいそうしていただろう。突然利奈は私の背中に
抱きついてきた。
「り、利奈?」
「お父さんの背中、おっきいんだね…」
「……」
「お父さん。利奈のコト、好き?」
「…ああ。好きだよ」
「利奈も。好きだよ。アッキーのこと…」
『アッキー?』
一瞬誰のことか判らなかったけど、
それはとても懐かしい私の古い呼び名だった。
「り、利奈ちゃん…」
どうしてその呼び名を知っているのか?
それとも秋久という名前からは考えやすい呼び名だからなのか…
でも今はそんなことはどうでも良かった。
洋服越しではない。少女の胸を今は直接背中に感じる。
さらに強く感じるのは利奈の鼓動と、高い体温。
「洗って。利奈の体。ちゃんと 洗って…」
振り返るとそこには立ち上がった利奈の…
スリットが目の前にあって、目が釘付けになってしまった。
「…そんなに見ないでよ。恥ずかしい ょ…」
「あ、ご。ごめん…」
足元に落ちたタオルを拾い上げると立ち上がって、
利奈体を洗い始めた。
左腕。右腕。肩…
しかしなんだか自分のほうが恥ずかしくなってしまい、
思わず利奈の肩を掴んでくるりと180度まわしてしまった。
「利奈。本当に洗うよ?全部。洗うよ?」
こくん。
「私。8月1日で12才なんだ…」
急に誕生日の話をしだす利奈。
私の手は背中からお尻。そして太ももを下りていっていた。
「秋久さん。好きなんでしょ?12才の女の子」
なんでそれを!思わず手が止まってしまう。
「私、なんとなく判ってたんだ。
秋久さんが小さい女の子好きなの。
朝、私以外の女の子も良く見てたもん。
特に短いスカート穿いてる子…」
身動きが取れない私を知ってか知らずか
利奈は一人語りを続けた。
「それでね。決めたの」
「学校の授業でえっちとか生理についての授業があって。
それで、えっちってどんなんなんだろうって興味があって。
でも同級生の男の子でそういう話出来る子居なくて。
それにみんなガキっぽくってヤだったの。
でも私には秋久さんが居た。もしかしたらこの人ならって。
それで、ここに来るのを決めた時。秋久さんのパソコンで
私見ちゃったの。小学生とか中学生の写真がいっぱいあって…
特に中学生で12才の女の子のコトが一番好きって
書いてあったよね」
何もいえなかった。
「angel age。そう言うんでしょ?
中学生で12才でいるとても短い間の女の子のコト」
「私、まだ小学生だし。今はまだ11才だけど…
それでも良かったら、色々教えて欲しいの……
えっちなこと」
「…利奈 ちゃん」
「でもね。 でも。 セックスだけは 待って。
小学生でも良かったら。12才まで我慢してくれたら
秋久さんに 私のバージン あげるから。
それまで。 待って…」
見透かされていたなんて…
しかもパソコンのデータまで見られていたなんて。
やっぱりあの時――
でもこれでもう何も隠さなくてもいいんだ…
これでもう、演技も我慢もいらないんだ……。
そう思うと後は自分の欲望と、利奈の許しに従うだけだった。
「――利奈ちゃんっ」
後ろから強く抱きしめると
手から離れたタオルが床に落ちて泡が飛び散った。
それを合図に私は両手で利奈の両方の胸を、洗うという大名目のもと
思う存分その感触を楽しみだした。
優しく包むようにさすった。
乳頭が指の間で弾むと、利奈の体もそれに合わせて弾んだ。
少し力を込めて揉みしだくと『くっ...』と肩をすぼませた。
膨らみ始めたそれは、まだ痛みを伴うのかも知れない。
「ごめんね。痛かった?利奈ちゃん」
だいぶ間を開けて返事が返ってきた。
でもそれは質問に対する答えではなかった。
「――利奈」
「え?」
「利奈って呼んで…
ちゃんは イヤ」
「ん。判った。でもそれは二人の時だけでいい?
お母さんとか、友達の前だと流石にマズイよね」
「うん。 それでもいい」
なんだかちょっと納得行かないようだが
こればっかりはどうしようもない。
「私はなんて呼べばいい?
やっぱりお父さん?」
振り向いて私の顔を見上げた利奈の顔は
柔らかい優しさに溢れたとても良い表情だった。
もしかして仕返しか?
「そうだねぇ。一緒に出掛けた先ではその方が自然なのかも」
「二人の時は?秋久さん?おじさん?お兄さん?
それとも…お兄ちゃんがいい?」
とても魅力的な選択肢が羅列された。
おじさんは遠慮願いたいが、それ以外は場面場面で使い分けて貰おうか。
ということでこう提案してみることにした。
「他の人の前では沢木さん。出掛けた先ではお父さん。
二人のときは、その時々で指定させて欲しい」
我ながら我が侭だと思った。
小学生とこんなことになっているだけでも贅沢だというのに
これ以上何をこの娘に望もうとしているんだろう。
でも利奈は私の提案をひとつも嫌な顔をせず
全て受け入れてくれた。
私は始めて手に入れた。
異性を。特別な異性を。
私だけの
天使を。
「それじゃぁ今は秋久さんって呼んで…」
「うん。判った」
私は再び利奈を抱きしめ、その体をまさぐり始めた。
散々もてあそんだ胸からお腹。腰を回って両足を上から下へ。
折り返し今度は上へ。
手を回り込ませてフトモモの内側へ滑り込むと
両の膝を締め付けて抵抗された。
「――利奈…」
力を抜いて欲しいということは伝わっているようだ。
でも利奈は…
「だって... 恥ずかしい」
いくら覚悟して来たからと言っても
何もかもが初めての体験の利奈。
初めてなのは私も同じだったけど、ここで退いたら
先に進む機会を見付けるのが難しくなる気がして
私は両手の力を増し、少し強引にフトモモの間に割り込んだ。
「あはうんっ」
フトモモを上下左右に撫で回す。
まだ秘部には達さないでそのギリギリの処を這い回る。
「……っ」
声にはならないけど、体はこまかく反応している。
ちゃんと感じているようだ。
「くっ、くすぐったいよ…」
笑い出しそうなのを我慢していたようです。
でも先ほどから胸やお尻を刺激して、体は充分にほぐれているはず。
私は左手を右乳房へ上げ、右手で秘部全体を包み込んだ。
「あん!」
胸をゆっくりもみながら、スリットに合わせて指を滑らせると
先ほどとは違う反応を見せ始める。
「…ヤ、んん―」
腰がクネクネ、もじもじと揺れだす。
石鹸なのか。それとも利奈から溢れた蜜なのか判らないけど
スムーズにすべる指。伝わる温かみ。
指は秘丘の上からスリットをなぞり多分入り口近くまでを
何度も往復していると、だんだん利奈の足から力が抜けていった。
「秋久さんっ。わたし、もう、立ってられない」
「いいよ。支えてるから」
利奈の横にまわって背中を支えながらゆっくり腰を
降ろさせると、手桶でお湯をかけてあげた。
そのまま仰向けに寝かせておおいかぶさると
両手を広げて来た。
「利奈。可愛い」
「抱きしめて。それで、キス して…」
私は求められるまま利奈を抱きしめ、
初めて唇を重ねました。でもそれも短い時間。
フレンチキスだ。
「キスから始められなくてごめんね。
順番間違っちゃったね」
「へへ。私はいいよ。でも……」
「でも?」
「初めてセックスする時は、順番守ってね」
「…利奈っ」
私は再び利奈の唇をむさぼるように求め、
舌で唇を割り、初めて利奈の中へと進入して行った…
※元投稿はこちら >>