知佳は泣いていた。
メガネが涙で濡れている。
はやと「ゴ、ゴメン」
知佳を立ち上がらさせ、ホコリを払う。
幸い湿った土でなく、叩けば落ちるような土だったので汚れたのはパンツ位
で見た目はそんなに汚れなかった。
オレは知佳の膝に付いた土を落とし、パンツを上げると、途中からオシッコ
やヌルヌルになったおまんこも拭かずに自分で全部上げてしまった。
知佳はオレの顔を見ようとせずに、身なりを整える。
ハンカチで涙を拭き、その後膝の汚れを拭き取る。
なんとも言えない空気が漂う。
周りには、知佳のオシッコの跡、オレの精液らしき跡が残る。オレは自分の
精液の跡を踏みならし跡を消す。
知佳は立ったままオレを待つ。顔を見るとやはり機嫌が悪そうだ。
謝るか? いや、謝るくらいなら初めからやるな。自分の中で色々葛藤が始ま
る。
知佳「行かない………」
また蚊の鳴くような声で単語だけの発言が出る。
知佳に言われてオレは歩き出し、道に戻る。
このままでは空気が重い、なんとかしなくてはとオレは焦った。
はやと「あのさ………、ゴメンね」
知佳「………」
はやと「怒ってるよね?」
知佳「………」
無視か、もうダメか?
はやと「みんなに言う?」
冷静さを失いかけたオレは、子どもみたいな事を言っていた。(実際子ども
なんだけど)
知佳「言ったらどうします?」
はやと「え~っ」
こういう事だけは答えてくるんだな。
はやと「(あぁ~もうしないから許してくれ~)」
オレは内心叫んでいた。
知佳は無言で歩く。
オレも何も言えずに歩く。
なんとかしなければと思い思い歩いているうちにゴールである店が見えて来
る。
店の前には智恵や直子の姿が見える。
オレの頭はやってしまった罪の事で一杯になり、その事ばかり考えていた。
知佳は何も言わず、今までと同じように振る舞っていたが、心なしかオレか
ら離れていたように感じた。
解散時の別れ際に、智恵が小声で言ってきた。
智恵「先輩、やったでしょ?」
はやと「え?」
智恵「やっぱりぃな」
はやと「え? 何も言ってないよ」
智恵「わかりますよ~」
オレはなんだかわからず、もしや知佳が話したのではないかという気になっ
た。
真相が知りたくなり、智恵なら教えてくれるだろうといつもの場所で待つよ
うに言い智恵はOKしたが、智恵は何を思ったか、一言「やりませんよ」と
言った。
やはり知佳にした事がバレたのかも、気持ちの重いまま、オレはみんなを途
中まで送ると称して一緒に自転車を走らした。
頃合いのいい所でみんなと別れ、オレは智恵と会ういつもの場所へ向かっ
た。
その途中で和美に会った。
オレは軽く挨拶程度の仕草をしたが、和美はこちらを睨んだ感じて通り過ぎ
て行った。
今日は最悪、もうすぐ二学期だというのに全てがダメになってしまった感じ
た。
待ち合わせの場所へ着き、ベンチに座って考える。
はやと「(知佳を無理やりやってしまったのは失敗だったなぁ)」
今までの天国のような生活もこれで終わりだ、ヘタをしたら親にも知られ
る、とかなりマイナス思考が働いた。
そうしているうちに智恵がやってきた。
はやと「あぁ、悪いね………」
智恵「どうしてです?」
はやと「だってわざわざ来てくれたから」
智恵「そうですか?」
やはり智恵の口は重い感じがする。
智恵「先輩、知佳とどんな風にやったんですか?」
口火を切ったのは智恵だった。
はやと「あぁ、それ、聞いてるんじゃないの?」
智恵「う~ん、知佳にちょっとだけ聞いたけど、どんな風かは教えてくれな
かったですよ」
はやと「そうか、知佳ちゃんは怒ってなかった?」
智恵「え~? なんか怒られるような事したんですか?」
はやと「本当に聞いてないの?」
智恵「はい、先輩なにしたんですかぁ?」
聞かれてもなかなか言えない。
はやと「智恵ちゃんだって怒ってたんじゃないの?」
智恵「ちゃんいらない~、怒ってないですよ」
はやと「あぁ~、だって智恵は怒ってるみたいだし、今日はやらないっ
て………」
智恵「あぁ~、今日は生理なんで出来ないって事で、怒ってませんよ」
はやと「あぁ、そうなんだ」
智恵「だから先輩は知佳に任せたんですよ」
はやと「え? あ、そうか、あの組み分けはそういう事だったのかぁ~」
智恵「先輩、何をしたんですかぁ?」
智恵も怒っていなかったし、オレは智恵に全てを話した。
話しの間、智恵はそれでそれでと興味深々と聞いてくる。
智恵「アハハハ、先輩、ケダモノですね」
はやと「うん、全くだ………」
知佳の事を思うと、笑ってはいられなかった。
智恵「でも大丈夫ですよ~」
はやと「なんでさ」
智恵「だって知佳は気持ち良かったって言ってたもん」
はやと「ええ?」
智恵「そんなに嫌がってましたぁ?」
はやと「だって泣いてたし………」
智恵「知佳はすぐ泣くじゃないですか?」
はやと「う、うん」
智恵「もしかしたら、知佳は無理やりされるのが好きだったりして、キャハ
ハハハ」
この智恵のノリでオレは気が楽になった。
しかし、無理やりされるのが好き………、そんな子がいるのだろうか?
はやと「そんなのが好きな子いるの?」
智恵「いるんじゃないですか? SMとかもあるし………」
SM、聞いた事はある。イジメたりイジメられたりするやつだ………。
無理やりが好き………、それが正しければまた知佳とも出来るようになる。
はやと「智恵はそういうのはどうなの?」
智恵「え~っ、う~ん、優しい先輩もいいけど、されてみたいかも………」
はやと「ええ?」
智恵「フフ」
そんな会話にチンチンが固くなってきた。
智恵のかわいい唇が目に映り、思わずキスをしようと抱き寄せる。
智恵「アン、先輩ダメで………ンンン」
智恵の唇をふさぎ言葉を遮る。
智恵もすぐに腕を回して来てキスに応える。
智恵の甘い香りにチンチンは痛い位に大きくなってしまった。
智恵は生理で出来ないと言っていた。
こうなれば、違う方法でするしかない。
智恵の腕を動かし、チンチンに誘導すると智恵はすぐさまズボンの上からチ
ンチンを撫で、形を確認する。
唇を離すと智恵はズボンの方を見ながら、
智恵「大きくなってますね」
はやと「うん………」
オレはあえてそれ以上言わずに智恵の出方を待った。
智恵は弱ったような顔をしたが、すぐさまオレを見て言った。
智恵「口でしましょうか?」
はやと「いいの?」
智恵「はい」
はやと「さっき知佳ちゃんとやったままで、汚れてるよ」
智恵「いいですよぉ」
甘えた声を出しながらオレに膝枕してくる。
オレの希望通りの展開になったが、智恵の気持ちは痛く心に突き刺さる。
はやと「(オレはこんなでいいのかな?)」
智恵はファスナーを下ろし、チンチンを出そうとする。
パンパンになっているズボンからチンチンを出すのは難しいので、オレはベ
ルトを外し少しだけズボンを下ろしてチンチンを出す。
すぐさま智恵はチンチンをつかみ、いじりまわす。しばらく匂いを嗅いだ
り、観察した後、口で先端を包み込むように舐め出すが、そのまま姿勢を変
えてオレの前にひざまずいて正面からチンチンをくわえる。
オレはベンチに座ったまま目を閉じて智恵のフェラチオに感じていた。
この態勢は智恵に奉仕させているという感じだ。何となく偉くなったよう
な?
と同様に、知佳を無理やりやったのも、征服感というのか、今までになかっ
た快感だった。コイツらはオレの物………。
だがその裏ではかわいそうだと言う気持ちとの葛藤だった。
智恵は夢中でチンチンを舐める。色々変化をつけていたが、オレがわずかに
腰を動かすと手も使い激しく刺激する。
はやと「(うまい………)」
まもなくオレは絶頂を迎え智恵の口に出してしまった。
智恵は汗だくになりながらもオレの精液を受け止め、更に飲み込む。。
はやと「(これで本当に中1か?)」
今更ながら智恵には脅かされる。
智恵はニコッと笑いオレを見つめる。
はやと「ありがとう」
智恵「いいえ~」
はやと「いつもゴメンね」
智恵「何がです?」
オレはズボンを直した後、智恵を抱きしめる。
智恵「キャ、う゛ーん、先輩ぐるしい~」
はやと「あぁ、ゴメン、ゴメン」
智恵「先輩どうしたんですか」
はやと「いや、智恵が可愛いなぁって」
智恵「かわいくないですよ~」
はやと「オレなんかさぁ、カッコよくもないし、智恵が好きだって言ってく
れて嬉しかったよ」
智恵「改まってどうしたんですか?」
はやと「いつもこんな事ばっかりやらせてさ、悪いなぁって思ったんだ」
智恵「何言ってるんですか、怒りますよ」
キッとなった智恵はいつもの口調とは違い真剣そのものって感じで話した。
智恵「あたしはイヤイヤやってるんじゃなくて先輩が好きなんですよ! 好き
だから先輩のおちんちんだって舐められるんです! どんなにカッコ良くても
好きな人じゃなきゃ出来ません」
はやと「う、うん」
智恵「先輩、もっと自信持って下さい、先輩だって優しいしカッコイイ
し………」
オレは歩美に言われた事を思い出した。
そうだったもっと堂々としなければ。
はやと「うん、わかったゴメン」
智恵「あ、スミマセン」
はやと「いや、いいんだよ、智恵の気持ちがよくわかったから………、今日
はオレ、知佳ちゃんに悪い事をしたみたいだから自信がなくなっていたんだ
な」
智恵「先輩はちょっと優し過ぎなんですよ」
はやと「ええ?」
智恵「もっと命令とかしてもいいんですよぉ」
はやと「う~ん、よくわかんないなぁ、まぁ気をつけてみるよ」
智恵「はい」
しばしの沈黙の後、智恵がキスを迫った。またオレのチンチン舐めた後だ。
オレは今言われたように、ハッキリ言おうと思った。
はやと「ご、ゴメン、あのさぁ…舐めた後のキスは………」
智恵「え~っ、先輩」
はやと「あぁ、だってさぁ、智恵がイヤじゃないんだよ、自分のが………」
智恵「うふふ、わかりましたぁ」
智恵は笑ってくれたが、一瞬曇った顔がかわいそうになり結局キスしてしま
った。
智恵「先輩ぃ………やっぱり先輩は優しい………」
智恵はオレにすがりながら言った。
オレは将来、智恵と結婚するのかな? と頭に浮かんだ。
その後、まだ明るかったがオレたちは遅くならないうちに帰る事にした。
家に帰ると、いつまで遊んでるんだ父親に怒られた。
友達が来たのはあくまで偶然でオレが呼んだ訳でもない、それに外出を認め
たのは母親の方だ。
この親たちの考えは良くわからない。
ガマンしてやり過ごしたが、オレは段々家にいたくない気持ちになってきて
いた。
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