おばさんから受け取った物を上着のポケットに入れた。互いにコンテナ箱にまた腰を下ろした。「茂坊は、確か野球部だったな?練習無いんかい?」確かに野球部に籍を置いていたのは事実だ。ある程度の強豪校から話しがあったので今の高校に進学した。何事も上手くいくとは限らなかった。肩を壊してしまったのだ。たまに代打で出ているくらいなものだ。「野球部は退部したんよ…肩壊して…」そんな話でさえ真面目に聞いてくれていた。「そうかい…辞めたんか。でもな、それだけが人生でも無かろうにな。新しいものを見つければいいだけだべ?」肩に負った傷口を庇うように話していた。「ところで茂坊…女子はいねーってってたな?欲しくないんかい?」「欲しくないって言ったら嘘になるな…」
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