出された昼食を全部食べ終えた。腹が張ると目元が緩む。思わず畳の上に横になった。疲れなのか眠気なのか、身体の力が抜けていく感じがした。「疲れたべ?少し休んでから始めるべ…1時半からが。それまで寝てろ。」いつもの笑顔でおばさんが声を掛けてきた。「あっ、はい…分かりました。」時計を見ると12時半を過ぎた頃まである。(後、1時間は休めるな…)何の雑音もない静寂だけが支配していた。聞こえるのは名も解らぬ小鳥の声だけだった。隣の部屋とは襖で区切られていたが今日に限ってか、いつものことなのか片方が開いている。毛布を掛けて寝ている人影が見える。(おばさんも疲れているんだろうな…)。重い身体を無理矢理起こすようにその場を立った。(少し準備だけでもしておこうか…)そんな前向きの気持からである。玄関で靴を履くと納屋へと向かった。午前中の途中のままで全てが止まっていた。土の臭いだけが感じられる。(ああ、おばさん…)先程の布地を思い出していた。目を瞑ると先程の光景が鮮明に脳裏に写し出されていた。
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