風呂は使わないがトイレだけは嫌でも女性用トイレを使わざるを得ない。
ある日個室で小用を足していると二人連れのマナーの悪い二人の女が大声で話しながら手洗い場に入って来た。
「山川さんってもう70歳越えてるのにねえ、未だ達者みたいよ。?菊池だっけ?あの女。仲間の間ではマドンナって呼ばれているんだって。」
「でもおじいちゃん達に呼ばれてもね?別に嬉しくもないけどね。」
老人たちからさえそんな目で見られない二人は嫉妬からだろう、決して詩織の人気を認めたくなく老人たちだけのアイドルだと認定した。
詩織がトイレの個室で不愉快な顔で聞いているとも知らず二人は更に話を続けた。
「あのね、また盗撮してくれないかって頼まれたの。」
「誰を?」
「綺麗な人。」
聞いていた詩織は愕然とした。そう言えば心当たりがある。何度か一般のロッカールームを使用したことがある。
着替えだけだったが部屋のあちこちでマナーの無い女がスマホを出していつも操作していたのを思い出した。
別に盗撮目的でも無かろうがそれも詩織が個室のロッカールームを使う理由の一つでもあった。
まして入浴の為にその場で裸になどとてもなれなかった。
週に一度は店内にある美容サロンへ行くと
「夫婦生活どうです?あれから旦那様喜ばれまして、奥様。」
無理やり脱毛を勧めた派手な女も詩織に嫉妬していたがパイパンにしてやったことで優越感を感じていた。
「お願い、、佐々木さん。このことはどうか口外しないでね?」
「勿論でございますわ。助手にもちゃんと申し付けておりますから、、」
永久脱毛と言っても一回の処置では済まない。最終処理が終わりその日は最終チェックの日だった。
下半身裸でベッドに横たわった詩織の下腹部を見つめると佐々木と助手の女はうっすらと光っているのを見逃さなかった。
「さあ、次は肛門の周りのチェックですわ。四つん這いに。」
何度も処置の際に見せた部分であるが今はやけに恥ずかしい。そしてどういう訳か後ろの恥ずかしい器官を見られると
更に恥ずかしいものが流れるのを抑えきれなかった。
ガーゼで両方の器官を二人の女はいたずらに愛撫するように拭くことに怒りを覚えたが声には出せなかった。
その夜火照った体で夫のベッドへ行くが敬遠される。抱いてくれとは超えには出せなかった。
夫は浮気をしているのだろう。証拠は無いが45歳の夫が妻を抱かずに性の勝利を済ますには女がいるに違いないだろう。
以前はスポーツクラブの若くて逞しい男性トレーナーのことを思い浮かべて何度かオナニーをしたことがあったが
その日は違った。
あの老人たちに裸を見られ脱毛した部分を見られ嘲笑されることが浮かんだ。
肌の手入れのためサロンに行く日は必ず家で入浴を済ませてから行く詩織だったがその日はトレーニングの日と価値合わせだった。
もう3年以上指導してもらっている担当の男性のトレーナーだったがトレーニング中もいやらしい妄想が沸き起こり詩織は高級下着を
すっかり愛液で濡らせてしまっていた。
このまま美容サロンに行ける状態では無かった。
詩織は入浴のため共同のロッカールームに向かった。
いつもの下品な笑い声が聞こえて来る。開いているロッカーを探す振りをして様子を伺う。
着替えだけのためにこの部屋を利用する時間帯なのか殆どの人は服を着ていた。
従って堂々とスマホを操作する人も目立つ。
先日のトイレで盗み聞きした女もいた。
風呂上りの全裸の女性も堂々とそちらの方に歩いて行って挨拶なぞ交わしているのは盗撮される心配もしていない証拠だ。
入浴時のマナーとしてタオルは湯舟に浸けないこと。意味がわからなかったがどうやらほとんどの会員は前も隠さず堂々としていた。
(何を躊躇っているの?詩織。女同士じゃないの。セレブなんでしょ?堂々と見せてやるといいわ」
詩織に周囲を伺う余裕はなかった。誰が何をしているかも目に入らず愛液まみれの下着を下ろすとそれを手に取りロッカーへ仕舞い
手拭い一枚手に風呂場へ向かった。
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