第一話:夫の歪んだ指示
都会の喧騒を離れた、閑静な住宅街。市立図書館の司書として、古書の香りと静寂に包まれて生きる沙織にとって、自宅のリビングは唯一、自分を「母親」と「妻」という役割に繋ぎ止めてくれる場所だった。しかし、今夜の空気はどこか重く、湿り気を帯びている。
ソファで目を閉じる健一の背中に、沙織は風呂上がりの火照った身体を寄せた。「健一さん……本当に、いいの?」
健一はゆっくりと目を開け、沙織の細い手首を掴んで引き寄せた。「ああ。君のその清純な美しさが、他の男たちの欲望に晒され、汚されていくところを想像するだけで、僕は狂いそうになるんだ。沙織、明日は僕への愛の証として、彼ら全員を受け入れておいで」
健一の手が、沙織のシルクガウンを割り、まだ湿り気を帯びた秘所へと滑り込んだ。沙織は健一の指が触れた瞬間、ビクンと背中を跳ねさせ、喉の奥で小さな悲鳴を上げた。「んぁっ……、健一さん、そこ……っ!」
沙織は極めて果てやすい体質だった。健一が指先で愛液に濡れた粘膜を優しく、だが執拗に撫でるだけで、彼女の身体は熱い蜜を溢れさせ、子宮がキュウと鳴る。健一は彼女をベッドへ運び、まるで壊れ物を扱うように、それでいて深い刻印を残すような手つきで愛撫を深め、沙織は何度もシーツを掻きむしって絶頂の波に溺れていった。
狂おしいまでの愛撫の末、二人は同時に弾けるような絶頂を迎えた。「はぁ……っ、健一さん、すごい……」
事後の静寂の中、沙織は健一の胸に顔を埋めた。「明日が来るのが、少し怖いの……。でも、健一さんが望むなら、私、どんなことでも……」
健一は沙織の髪を優しく撫で、その不安を吸い取るように答える。「大丈夫だよ、沙織。君が汚されるほど、僕たちの絆は深まるんだ。明日の夜、またここで最高の愛を確かめ合おう」
二人は明日への期待と微かな震えを分かち合うように、熱く深い口づけを交わし、溶け合うように眠りについた。
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