「えっ?誰が終わりって言いました?それに、これで課長を許して野放しにさせたらどうなります?課長の淫乱症で第二第三の蛭間さんみたいな被害者を生む可能性があるんですからねっ」
「そうですよ~これ以上課長の被害者が出ない様に、これからはアタシ達で課長を見てあげようかって思って…責任感じちゃうわっ」
「それか僕達だけじゃ不満って言うなら、やっぱ会社の上に報告して課長の対処をしてもらった方がいいですかね?しっかり証拠の動画もあるし…どうしましょう?」
「蛭間さんっ、もうそうしましょうよっ こんな人、アタシ達だけじゃ手に負えないわよ 会社に報告だけじゃなくって課長のご主人にも伝えて…SNSとかにも広めて世間に注意してもらう方が良いんじゃないかしらっ?」
未鈴は、これまでの自分の行いを振り返ると共に、もしこれが他人の知る由となってしまった時の我が身を想像した。
もちろん今までの積み上げたキャリアどころか会社にも居られないだろう、夫との生活も失ってしまうだろう…更にSNSなどで広まってしまえば最早表立って世間すら歩けないだろう。それだけは何としてでも阻止しなければならない。
「…駄目よっ…それだけは駄目ッ…!お願い…この通りにするから…どうかお願い…」
「あらそうなの?そこまで課長がお願いするんなら仕方ありませんね~」
「僕らも時間割いて課長の為に協力するっていうのを忘れないでくださいね、それでは課長、続きをお願いしましょうか」
蛭間達の術中に嵌められた未鈴は、何をどう抗っても無駄であった。蛭間に突き付けられたスマホの文面を読み上げるしかなかった。
(…こ…これを…こんなものを読み上げるの…?)
「…私、早乙女未鈴は…淫乱症を患っており…ひとたび発情してしまえば…所構わずオトコのボ…勃起チンポを欲しがってマ…マン汁を垂れ流す…変態オンナです…」
「…現に…発情した私は、…男性をレイプして…自分の欲求を発散してしまい…ました」
「…このままでは…私は…第二第三のレイプを犯すのは間違いありません…」
「…ですので…今日からは…蛭間さんと神崎さんにお願いし…私が二度とレイプなどで世間にご迷惑を掛けない為にも…私の淫乱症を定期的に発散出来る様に、この身体と生活を管理して…下さる様お願いします…」
「…今日からは…蛭間さんと神崎さんお二人からの指示は全て私、早乙女未鈴が…自ら熱望したものであり…お二人を裏切る行為があれば…私の処遇は全てお二人に委ねます…」
「まあ、そんな所でいいでしょう、形だけとはいえ今のも記録に残しておきますからね~」
「うふふっ 素っ裸でそこまで宣言してくれるなんて、アタシも課長の意欲は受け取りましたよ ご自分の決意を裏切らない様に気を付けてくださいね~」
「…わ、分かったわ…分かったけど…その…か…管理とか…発散って…?…何を…?」
「あ~、その辺はおいおい分かりますよ~」
「課長が発情して暴走しないようにアタシ達がしてあげるって事よ」
「ですので課長、今日は仕事終わったら少し僕らに帰り付き合ってもらいますからね こういうのも課長の管理だと思ってくださいね」
「…分かったわ…退勤したら帰りに少し付き合えばいいんでしょ…これで…これでもう…いいでしょう…?」
「そうですねぇ、あんまりこの部屋に長居しても他の奴らに変に思われちゃうかもしれないですからね~ じゃ、今は解散しときましょっか?」
蛭間と理恵が去った面談室の未鈴はとにかく元の服を身に着け始める。
この部屋に訪れた当初は、蛭間と理恵への先日のお礼と、蛭間の発言への叱責だけで終わるはずだった。
しかし、二人から証拠と称する動画や未鈴の振る舞いを突き付けられた事は、これからの未鈴の生活を一変する事となった。
(…あの日…何故あんな真似を…しかも自分から?…そんな馬鹿な真似をするはずがない…だけと…いくら否定しても…あの動画に写ってるのは紛れもない私だわ…まして夫以外の男に…今もあの蛭間に自分から…)
全ては捏造されたフェイク動画が元であり未鈴に覚えが無いのも当然だが、今の今、自分から蛭間に懇願して抱かれたのは鮮明に記憶に残っている。
そして、蛭間に詰問されていた時…知らず知らずの内にアソコを濡らしていた事実も思い出す。
(…やっぱり私…どうかしてる?…やっぱり蛭間の言う通り…私、淫乱…症…なの…?)
一方、事を終え事務所に戻る蛭間と理恵の二人は上手く企みが運んだ結果に悦に入っていた。
「課長、あれ完全に信じ切ってるな~ 神崎さんの考えた計画がここまで上手くいくとは思わなかったよ 」
「アタシのアイデアを、あんな動画で具現化出来る蛭間さんも怖い人よねぇ」
「いやいや神崎さんの怖さは僕の比じゃないよ 課長がチョット気の毒かなあって」
「何言ってるのよっ 課長なんて…いっつもお高く気取っちゃってもあんなザマだわっ…もっと化けの皮を剥いでやるわよっ 剥ぐ皮が無けりゃ着せてあげるわよ!」
「やっぱ怖いねぇ~まあ僕もイイ思いしたいし…今日は仕事終わったら、この後もよろしくなっ」
「うん、仕事終わったら先に行っててよね、用意して後から追っかけるわっ」
…その日の終業後、未鈴に伝えてあった通り蛭間は未鈴を連れ、マイカーでとある場所に向かうのだった。
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