女店長は先程からの未鈴と蛭間の二人が、ただの友人では無い雰囲気を既に察していた。
(…早乙女さん、さっきから何かおどおどしちゃってるし…この蛭間って男もやけに早乙女さんに馴れ馴れしいし…何か怪しいわね…)
そして蛭間も更に助長したセリフを口にする。
「あれっ?身体のサイズ測るのって、服の上からでも大丈夫なんです?服を脱いで直接測ってもらった方が正確なんじゃないんです?未鈴もそっちの方が良いでしょ?」
今の下着も着けていない美鈴に、脱ぐという同意を蛭間が求めてきた。
「…そ、それは…別に…このまま計れば大丈夫…よ…」
「え?何?なんて言った?僕は脱いだ方が良いと思うんだけど、イヤなのかなぁ?」
未鈴は思わず口に出た自分の言葉が、蛭間を否定してはいけないという指示に反していると気付いて慌てて言い直す。
「…あ、そ、そうじゃなくて…やっぱり…直接お願いしようかしら…?」
(…やっぱりこの二人は何かしら関係あるみたいだわ…何か面白そうな事になってきたわ…)
女店長は自分の勘繰りが当たっているかもしれないと期待に胸を躍らせ始めた。
「じゃあ早乙女さんっ、こっちのカーテンの向こうの試着室で脱いでくれるかしら? 終わったら呼んでね~」
カーテンを閉じた試着室の中で未鈴は呆然となっていた。
(…脱いだら…下着も着けてないのがすぐバレてしまう…何て言って取り繕えばいいの?…それに上はまだしも下は…こんなベルトを着けてるのに…)
なかなかボタンに指を掛けらずに呆然としている未鈴を他所に、カーテンの外では蛭間と女店長の会話が耳に入る。
「ここのお店って未鈴はよく来てるんです?」
「ええ、そうねぇ 普段はお一人で来られるのだけど…たまにご主人と一緒の時もあるわねぇ お友達と来られるのは初めてじゃないかしら?」
「ならお願いなんですけど、僕が来た事は内緒にしてもらえません?」
「えぇ…そういう事…なら…そう言われるんでしたら…そうしておきますわよ」
「未鈴もそうした方が良いよね~?」
「…え、えぇ…そうね…それで…お願いするわ…」
カーテンの外の二人の会話を耳にしながら何とか虚栄心を張るしかない未鈴は意を決してブラウスのボタンに指をかけ外し始める。
(…もう…いらない事言わないでよ…二人とも黙ってなさいよ…)
「それと未鈴がね、こんなイメージの服が着たいって言ってたんですけど…こういうのも出来るんです?」
蛭間はスマホの画面上の画像を女店長に見せ、あたかも未鈴の希望だと言いながら説明し始めた。
「えっ?これ?…うちは仕立てからやってるから勿論出来るけど…コレを早乙女さんが着るの?コレも~?」
蛭間は未鈴の要望と称して、いくつかの画像を女店長に見せる。
「そうそう未鈴がこういうの欲しいって言ってて…ねぇ未鈴、そうだよね~?」
「…そ、そうよ…一緒に頼めたら…お願い…できるかしら…?」
蛭間が女店長に提示したのは、アダルトグッズサイトのコスチューム一覧の画像類であった。
先程から蛭間と未鈴の関係を怪訝に感じ取っていた女店長だったが、最早それは確信に至っていた。
(…早乙女さんったら、こんな格好したいだなんて…しかもご主人に内緒だとか言って…見掛けに寄らずヤルわねぇ~売り上げ以上にワクワクしそうだわっ…)
「分かったわ早乙女さんっ じゃあご要望通りになるようにしますねぇ~」
女店長は蛭間にも察するような怪しい笑みを浮かべ注文として受けつけた。
生返事で取り繕っていたカーテンの中の未鈴だがブラウスを脱いだ瞬間、試着室の鏡に写る自身に驚愕したのだった
(…何よ…これ…!?…い、いつの間にこんな事を…?もしかしてあの時に…何て真似をしてくれたのっ…?)。
ブラウスを脱いだ未鈴がふと振り向き様に鏡に目をやると、鏡の中の自分の背中に黒い文字で【淫乱女 アナル開発中】と太くマジックペンの落書きが派手に書かれてあった。
(…な…なんて事を…これ…見られてしまうわ…!)
今朝、職場の面談室で蛭間にバックから犯されていた時に、我を忘れていた未鈴が気付かないうちに背中に書かれた落書きであり、美鈴はそんな事も知らないまま日中を過ごしていたのだった。
「早乙女さん~っ、まだかしら~?カーテン開けていい?どう?開けるわよ~っ…」
女店長は蛭川からの“開けちゃって”という目配せの合図を受け、美鈴の了承も他所に揚々とカーテンを開け放つ。
「あの、まだ脱いだのは上だけなの? あれっ?ブラは何処に置いたのかしら…?って貴女、今日はブラしてなかったの?」
既に覚悟していた女店長の言葉だったが、やはり実際に言われると一層未鈴は恥ずかしさが増す。
「…これは…今日は…その…」
何と言い繕えば分からない未鈴に更に女店長の追い打ちがかかる。
「それに…早乙女さん?…その背中…背中どうしたの? 何か字が書いてあるの?」
(…試着室のどこにもブラは無いし…このコ、ノーブラだったんだわっ それにこの背中の文字…やっぱりこの二人、そういう関係どころかもっと凄い関係なんだわっ…なんだか面白そうっ…!)
鏡越しの落書きの文字がハッキリと目に入っていた女店長だったが、未鈴に対する配慮や遠慮よりも好奇心の方が勝っている。
「あ~最近、未鈴こういうのが好きみたいなんですよねぇ でしょう?未鈴っ?下も脱げば分かるよね?」
最早、何を言えば良いのかも分からない未鈴は半ば頭がパニックになりながら今から訪れるであろう晒し者にされるゾクゾクとした感覚に眼も虚ろになり始める。。
「…そ…そうなの…最近…ブラ着けない方が…開放的で…だから…」
「そうらしいですよ…ちなみに下も脱がせてみれば分かりますよ~」
「なら早乙女さんチョット失礼するわね…スカートも…」
スカートのホックに指をかける女店長の手を払い除けて良いのかも判断出来ない未鈴は、呆然と突っ立ったまま女店長の手がスカートに掛かり始める。
(…嘘…嘘よ…こんなの嘘よ…ありえないわ…スカートが降ろされるぅっ…イヤよぅ…っ…)
未鈴の履いているスカートをスルッと降ろした女店長は、普通では無い上半身のノーブラ姿を遥かに超えた想像以上の未鈴の下半身の光景を目の当たりにしたのだった。
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