「先月、奥さんが出会い系のアプリをダウンロードして登録したんだが、何か聞いてますか?」
俺が知らなかった妻をさんざん説明した後、山崎はニヤニヤと笑っていた。
おそらく全てを妻から聞き、俺の全てを知っているのに聞いてきている。
だが俺はそんな山崎への怒りを感じる余裕すらなくパニックに陥っていた。
アプリ・・・それも、出会い系の・・・
妻が・・・本当に妻が、そんな事を・・・?
山崎は焦ってパニックになっている俺の顔をたっぷりと時間をかけて観察した。
俺の目をまっすぐに見つめ、満足そうな笑みを浮かべて鼻からフーーッと息を吐いてから話し始めた。
「あぁ、別に旦那に秘密にしろとは言ってなかったんですがね・・・」
その顔は満足げで、余裕に満ち満ちていた。
俺の事を心の底から見下し、妻の『オトコ』は自分だと確信しているのが伝わってくる。
だがそこで感じた屈辱などより よっぽど酷い真実が山崎から教えられた。
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