旦那と出会ったのは就職してから3年目の冬だった。
気が弱くて真面目で誠実な男だ。
その性格を体現したかのような優しいセックスは まさに拷問で、抱かれるたびに自分の変態さを自覚させられた。
自分のもつ異常なほどの被虐的で下品な願望を思い知らされている気分だった。
1年と少しの交際期間を経て、私は本当の私の全てを隠したまま夫からのプロポーズを受けた。
そして、旦那の直属の上司である吉崎に出会ってしまった。
もちろん同じ会社に勤めているのだから存在は知っていたが、その下品な欲望を隠そうともしない目つきで見つめられるのが苦手で避け続けていた。
こんなにも醜い中年男にニヤニヤと笑いながら胸や腰を舐めまわすように見つめられると芯から震えあがってしまう。
同じ空間にいるだけで身の毛がよだつ存在なのに、結婚の挨拶という名の飲み会で 旦那の予約した居酒屋の狭い個室であろう事か半ば強引に隣に座らされてしまった。
「いやぁ、それにしても目出度いねぇ」
吉崎は心など微塵もこもっていない私達の結婚を寿ぐ祝いの言葉を述べながら、ずっと私の体を撫でていた。
脂ぎったハゲ頭をゆらしながらお尻を揉み、メタボな体を揺らしては太ももを撫でまわしてくる。
「それにしても、お前みたいな男が よく社内で一番の美人を捕まえられたもんだな、いったいどうやったんだ」
酔っぱらうにつれ吉崎は本性を現していった。
もう隠そうとすらせずに私の体を撫でていく。
なんて男だろうと思った。
なんて下品で粗雑な男だろう、結婚を直前に控えた女に その婚約者の目の前でセクハラするとは・・・
けれど私の怒りはそんな吉崎ではなく、情けない愛想笑いを浮かべるだけで何もできない旦那に向いていた。
テーブルの下で何が行われているかわかっているくせに、ヘラヘラと笑いながら 敬語まで使って話している。
アルコールに強くない旦那が注がれるたびにビールを飲み干すのを見ながらスカートが捲られていった。
勧められるまま日本酒を飲んだ旦那が酔い潰れてしまう頃には 吉崎の指はストッキングを引き裂き、下着の中に侵入してきていた。
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