「どうしたんだ、辛気臭い顔をして、、、」
上司にあたる沼津部長が不意に声をかけてきた。
「嫌ですね、、、そんなことありませんよ、、、」
「いいや、、、せっかくの美人が台無しだぞ、、、悩みでもあるのか?いいオンナが落ち込んでるなんて気になるじゃないか、、、」
そう言って隣に腰を降ろす。
「そんなこと、、、わたし人妻ですよ、、、」
「人妻でも、いいオンナはいいオンナ、、、そうだろう?」
好色そうな視線で全身を舐め回す。
優奈はこの男が苦手だ。
実績をあげ社内では実権を握っているが、髪も薄く小太りだ。
脂ぎった顔をして面食いの優奈には生理的に受け付けないタイプだ。
50代で妻子持ち。
それなのに女癖が悪く愛人もいるという噂がある。
「まあとにかく飲もうや、、、せっかくなんだから愉しまないと、、、」
酒をしきりに勧めてくる。
かりにも上司だ。
断るわけにもいかず飲んでいるうちに酔いがまわってくる。
美人でスタイルもいい、仕事も出来るし性格もいい、こんな素晴らしい奥さんがいるご主人が羨ましい。
しきりに褒められ悪い気はしない。
「部長のアレ、、、スゴイらしいぜ、、、」
「人妻から処女まで、イカせまくりだって話だよな、、、」
そして男性社員の卑猥な噂話を耳にしたことを思い
出す。
本当なのかしら、、、
この人、、、どんなセックスをするんだろう?
興味が湧いてくる。
「んっ、どうした?顔が赤いぞ、、、」
「その、、、酔ってしまったから、、、」
慌てて取り繕う。
「そうか、、、それじゃ俺が送っていこう、、、」
「えっ、そんな、、、」
「いいから、、、任せておけ、、、」
沼津は立ち上がり、牧田くんが酔ったようだから送って行く、会計は済ませておくから皆は気兼ねなく愉しんでくれと告げた。
口々にお礼をいう社員を尻目に二人は店を出た。
意外に気前の良い人なんだな、、、
少し見直した気持ちになる。
「部長、わたし一人で大丈夫ですから、、、」
「だめだって、、、足元がふらついているじゃないか、、、車で家まで送るよ、、、」
タクシーに乗り込む。
しばらく走った頃、沼津が腰に手を回してきた。
「えっ、、、部長?」
「いいだろう?これぐらい、、、」
「ダメですよ、、、そんな、、、」
「つれないこと言うなよ、、、会社一いいオンナの優奈くんとこうしてるんだ、、、俺だってガマン出来なくなる、、、」
会社一いいオンナ、、、
女の自尊心がくすぐられる。
「優奈くんは俺にとって、ずっと高嶺の華だったんだ、、、一度だけだ、いいだろう?」
そんなふうに、わたしを思ってたの?
でも、、、
「そんな、、、わたしは結婚して、、、」
「だからだよ、、、優奈くん、、、」
沼津の手が降りてきてお尻を撫でてくる。
その上手を握られてしまう。
「勿体無いじゃないか、、、女として一番いいときなのに、、、ご主人は分かっていない、、、満足してないんだろう?」
確かにその通りだ、、、
だからといって、、、こんな男となんて、、、
「嫌です、、、離して、、、」
しかしタクシーの中だ。
大きな声は出せない、、、
沼津は耳元で囁いてきた。
「優奈くんとオマ○コしたいんだ、、、思い切りイカせてやる、、、」
露骨な言葉に何故かカラダが熱くなる。
わたしとオマ○コしたい、、、
思い切りイカせてくれるの?
「ヤッ、、、ダメ、、、」
しかし声は弱々しい、、、
沼津がオスの目付きで見てる。
唇や胸を、、、
わたしのカラダを頭の中で裸にしてる、、、
団子のような鼻、、、
タラコみたいな分厚い唇、、、
禿げかけた頭、、、
脂ぎった顔、、、
全部好きじゃない、、、
それなのに、、、
どんなセックスをするんだろう?
どんな男のモノを持ってるんだろう?
再びそんな考えが頭を過ぎる。
不意に握られていた手を引かれ沼津の股間に導かれる。
「こんなになってるんだ、、、優奈くんのせいだぞ、、、分かるだろう?」
ズボンの上から握らせられる。
「イヤッ、、、」
しかし押さえられ逃れることが出来ない。
ああっ、、、勃ってる、、、凄く硬い、、、嫌だ、ダメ、、、でも、、、本当にわたしでこんなに、、、
ズボンの上からでも分かる大きさだった。
優奈の指は無意識のうちにその形状を確かめるように何度も握り直していた。
フフッ、いけるな、、、
思い切りハメやる、、、
沼津はほくそ笑んだ。
「おい、そこでいい、、、」
ラブホの前でタクシーは停まった。
中年の運転手が恨めしそうに二人を見ていた。
こんなにいいオンナとこれから、、、
目がそう言っていた。
沼津はニヤリと唇を歪めた。
「あんたの分まであのオンナとヤッてやるよ、、、」
そう捨てゼリフを残して車を降りた。
部屋に入るなり抱きしめられた。
二人に身長差はほとんど無い。
「やっぱりダメ、、、わたし、、、」
「誰にも知られない、、、君は酔って意識の無いうちに上司にホテルに連れ込まれた、、、そうだろう?」
優奈は黙って俯いた。
沼津の手が背中を撫で指先がブラのラインをなぞる。
「これは事故みたいなものだ、、、優奈くんが望んだ事じゃない、、、だから浮気じゃない、、、これからセックスして感じてしまっても、、、イッてしまっても君のせいじゃない、、、そんなこと誰も分からないし、知られるはずも無いんだ、、、だから優奈くんはひとつも悪くない、、、」
この人、慣れてる、、、
都合のいい言葉と分かっているのに、、、
それが甘いまるで悪魔の誘惑に聞こえる、、、
レスで溜まりに溜まった欲求が出口を求めて悲鳴をあげてる。
でも、、、だからといってこんな男と、、、
いや、、、相手を省吾だと思えばいい、、、
目を閉じて省吾とシテると思えばいい、、、
どうせ一度きり、、、
思い切り淫らになって愉しんで、、、カラダをスッキリさせれば、、、
余裕を持って省吾にもっと大胆に迫れるかも知れない。
都合のいい言い訳で自分を納得させる。
それほど優奈のカラダはセックスを求め疼いていた。
でも50男が本当にわたしを満足させることが出来るのかしら、、、
優奈は瞳を閉じて沼津に顔を向けた。
つづく
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