ホテルの部屋に移動すると、そこには5人の男が待ち構えていた。
シャワーを浴びたのか、全員がバスローブ姿だ。
ちゃんと知っていたはずなのに、実際に目の当たりにすると緊張と恐怖と興奮が一気に増した。
今からこの場にいる全員から犯されてしまう・・・そう思いながら、促されるままソファーの真ん中に座ると案内役の男が説明を始めた。
名前、年齢、経験人数、、、最後にしたセックスの相手が旦那で、それがもう1ヶ月も前であることまで 今までに案内役の男が知り得た全ての情報が全員に共有されていく。
全員に全てを知られてしまう事は怖かったが何も言えなかった。
ただ正面の男の視線と、太ももに触れる左右に座る男の体温を感じながら俯いて固まっていた。
「正直、旦那のセックスに満足した事は一度もない・・・」
どんな流れでそんな話になったのかは覚えていない。
それは嘘ではなかったが、だからこそ 言ってしまった瞬間にタチが悪いと思った。
言葉にしてしまうと自分が本当にそう思っているんだとハッキリと自覚してしまう。
「まぁ、妻を自分の思う通りに変えてしまいたくて、なのにその実現を自分以外の男に頼るような男なんか、そんなもんでしょう・・・」
そう言いながらニヤニヤと笑っている案内役の男を見て、さらに強くそう思った。
誰かに頻度を聞かれて旦那とのセックスは月に一度か二度だと答えると、正面の男が「そんなんじゃ、奥さんは満足できないでしょう?」と話しかけてきた。
私が答えに困っていると左側に座る男が私の太ももを撫でながら「しかも、その内容はいつも同じ、同じ手順のドノーマルなセックスだ、、、違いますか?」と続け、次の瞬間には私以外の全員が「きっとそうだ」「そうに決まっている」と一斉に笑った。
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