息が整わないうちに、ミキが腰を小さく動かした。
「……まだ、硬い」
中に出したばかりなのに、ナオトのものは彼女の中で萎える気配がない。
熱い精液と愛液が混ざり合い、結合部から糸を引いてシーツに滴る。
ミキはゆっくりと体を起こし、ナオトの上に跨った。
「今度は……私が動く」
彼女は両手をナオトの胸に置き、腰を前後に滑らせる。
小さな胸が上下に揺れ、乳首はまだ赤く腫れている。
「んっ……あぁ……奥、当たる……」
ミキの動きは最初はぎこちなかった。
けれどすぐにリズムを掴み、円を描くように腰を沈めては浮かせる。
ナオトは下からその腰を掴み、指を食い込ませた。
柔らかい肉が指の間から溢れる感触がたまらない。
「……ミキ、顔、すごくエロい」
「だめ……そんなに見ないで……」
そう言いながらも、彼女は目を潤ませてナオトを見下ろしている。
指輪が光る左手で、自分のクリトリスを弄り始めた。
「あっ……そこ、気持ちいい……ナオトのも、奥まで届いて……!」
動きが速くなる。
結合部からくちゅくちゅと卑猥な音が響く。
ナオトは下から突き上げた。
「っ! 待って……それ、深すぎ……!」
ミキの体がびくんと跳ねる。
けれど逃げようとはしない。むしろもっと深く沈み込んで、ナオトを根元まで咥え込んだ。
「……もう、イキそう……」
「一緒に……」
ナオトは腰を激しく打ちつける。
ミキの声が途切れ途切れになる。
「だめ……声、出ちゃう……あっ、あっ、あぁっ!」
ミキの体が硬直した。
膣が痙攣し、ナオトを強く締め付ける。
その瞬間、ナオトも限界を迎えた。
「ミキ……!」
二度目の射精は、一度目よりも量が多く、熱かった。
ミキは体を前に倒し、ナオトの胸に突っ伏した。
まだ繋がったまま、肩で息をしている。
「……すごい……まだ出てる……」
中で脈打つたびに、ミキの体が小刻みに震える。
しばらくして、彼女が顔を上げた。
「……ねえ」
濡れた唇が、ナオトの耳元に触れる。
「今日は……何回でも、いいよね?」
ナオトは答えの代わりに、
ミキの腰を抱えて横に倒し、今度は後ろから抱きしめた。
「……何回でも、付き合ってやるよ」
ミキは小さく笑って、
尻を押しつけてきた。
夜は、まだ始まったばかりだった。
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