「実際に会った事なんて無いけど、居るんですね、そう言う 寝取られとかって人」
『そえなのかしら? 主人も…』
「すみませんね、質問責めになっちゃいますけど これからは」
「食べながらで良いです、答えて下さい、正直に、ね?」
『…はい』
「彼だけですか?、君代さんのご主人だけなんですか?」
これまでも 俺は あえて[君代さん]と付けてきた。
親友の旦那を寝取ったと 刻み込む為に。
『はい、彼だけです』
「何人目?、君代さんのご主人で」
『どう言う事ですか?』
「不倫相手は何人目ですか?」
「君代さんのご主人の他にも居たりして?」
『い、今は彼だけです』
『て言うか、1度にそんな何人もなんて…』
「で?、何人目なんです?、君代さんのご主人で、今はって事は他にも居たんでしょ?」
『はい』
『でも…、工藤さん お願いです、その…、君代さんのご主人て、それヤメて頂けないですか?、申し訳けなくて キミちゃんに、お願いします』
「でも 事実でしょ?」
『それは そうですけど…』
「で?、何人目なんです?、君代さんのご主人で」
『また そうやって…』
「サクサクいきましょ」
「正直に、ね?」
『3人目です』
「へぇ」
「あとの2人は?、ご主人が勃たなくなってから、それとも その前から?』
『主人がダメになってからは彼だけです』
染谷さんは首を振りながら答えてつづけた
『あとの2人は その…』
「ご主人のチンポが まだ現役の時から 裏切ってたんだ? ご主人の事」
「って事ですよね?」
『裏切ったなんて そんな…』
染谷さんは そう言いながら頷いた。
「へぇ~」
「好き者ってヤツですかぁ」
「好きなんですねセックス」
染谷さんが ギロッと俺を睨んだ
「そんな睨まないで下さいよ」
「好きなんでしょ? オマンコ、でしょ?」
『そんな…』
『答えられないわ 私…』
「染谷さん次第って言いましたよね?」
「正直に っても」
染谷さんが また黙って頷いた
「今 頷きましたね?」
「それって 正直に答える染谷さんに対してですか?、それともオマンコが大好きって事に対してですか? どっちなんでしょ?」
『り、両方です』
「それはズルいな」
「ちゃんと答えて貰わないと」
「改めて聞きますね、どっちなんです?」
『ちゃんと答えます、正直に』
「それだけですか?」
『好きなんです その…』
「正直に!」
『セックスも大好きなんです』
『・・・・・・・』
『楽しいですか工藤さん、こんなオバサンいじめて…』
「…ですかぁ」
「じゃぁ、帰りましょ」
「さぁ染谷さん 帰りましょ」
『帰るって…』
『帰って どうなさるんですか?』
「それは答えられませんね」
「ご想像にお任せしますよ」
「さ、帰りましょ」
『待って!、待って下さい!』
立ち上がった俺の腕を掴んで 染谷さんが引き留めた
『答えます、答えますから何でも』
『正直に…』
『だから お願いです、キミちゃんには…』
「やだなぁ染谷さん、それじゃ 何だか 俺が染谷さんを脅してるみたいじゃないですか」
俺は座り直しながら答えて つづけた
「立候補してるだけですよ俺」
「ご主人が連れて来いって言ってる、染谷さんの男に…、立候補してるだけですって」
『わかりました、わかりましたから…』
『ゴメンなさい、ひどい事言って 私』
「で?、合格ですか?不合格ですか? 俺」
『合格も何も…』
染谷さんは そのまま黙ってしまった
「テクは敵うかどうか分かんないですけど 回数なら勝てますよ、君代さんのご主人には」
「なんなら毎日でも…」
「でも 毎日はキツいかぁ、俺も50前だし、でも 1日おき位ならイケるかぁ」
「月イチじゃ満足出来ないんですよね?」
「大好きなんですモンね? オマンコ」
「…ね?」
染谷さんが また俺を睨んだ
「ね!?」
『はい』
『…大好きです』
「で?、合格ですか?不合格ですか?」
『合格…、合格です』
『・・・・・・・』
『それしか答え様が無いじゃないですか』
「ムカッ!!」
「今の1言は余計でしたね!」
『ゴメンなさい』
染谷さんが 項垂れてしまった
「それと もう1つ相談があります」
「相談と言うか お願いと言うか」
『何でしょうか?』
「君代さんの事なんでさけどね」
「染谷さんにも悪い話しじゃないと思いますけどね」
『何でしょ、おっしゃって下さい』
「取り持って下さい、俺と君代さんの仲を」
『…それって……』
染谷さんが 目をまん丸くして 俺を見ていた
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