正式なパーティーはこのホテルの300人収容出来る会場で開催される予定だが今回は支店長主体の内輪のパーティーです。
一次会の会場は両側に20人程が座れる長いテーブルがあります。入口で私たち夫婦は招待客を迎え岡本夫妻を正面奥の主賓席に
案内しました。
幹事の私は善江と二人で主賓席とは反対の位置に立ち改めて招待客からの興味深げな視線を浴びました。
昼過ぎでしたが簡単な軽食と紅茶とコーヒーで済ませます。普段から贅沢している彼らはホテルの豪華なランチに興味はありません。
「本日の幹事で進行を務めさせて頂きます河野で御座います。まずは岡本様。ご栄転おめでとうございます。」
私の挨拶が始まると視線は改めて善江へ。その日の主役が誰であろう?善江です。
「河野さんも大変でしたわね。ご同情しますわ。」
「しかし奥様は益々綺麗になったじゃないか、一年ぶりかな?」
「以前良くご自宅でご馳走になったもんですがあの頃から僕たち奥さんのファンだったんです。今日はご招待頂き光栄です。」
「俺たちは河野前支店長には嫌われていたから一度も奥さんに会ってなかったけど綺麗な奥さんじゃないですか?
今日は楽しみです。」
「若い君たちに妻を歓迎して頂きありがとう。一次会はほんの小一時間の予定です。皆様岡本様へ祝辞とプレゼントをお持ちの方は
今からお願いいたします。」
皮肉なことにホテル関係者が仕組んだのかプレゼントの箱を包む紐には善江の肛門に突き刺さったアナルジュエリーに結ばれた
リボンと同じものだった。
「河野君からは何も無いのかね?」
「長年ライバル関係だった岡本さんへは特別なプレゼントをご用意しております。二次会でお渡しいたしますので
その場でリボンの紐を解いて頂ければと思います。」
「会場の準備が出来ました。」
ホテルのマネージャーが伝えに来ました。
「二次会ではお酒の用意もございます。私共夫婦は先に行って皆様をお迎えいたしますのでホテルのマネージャーの案内に従って
進んで下さい。」
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