数日後、詩織は海斗と食事をし、部屋へと向かっていた。
「明日はお休みだし、泊まっていけば?」
腕を組みながらそう尋ねる。
「うん、そうしようか、、、」
よかった、、、
今日はナマでしないと、、、
万が一のためにもアリバイはつくっておかなければ、、、
ほっとしていると、いきなり目の前に女が立ち塞がった。
真里奈だった。
二人は息を呑んだ。
どうしてこんな所に?
偶然とは思えない、、、
「久しぶりね、、、お二人さん、、、」
「お前、どうして、、、」
詩織を庇うように前に出る。
「もちろん偶然じゃないわよ、、、二人に会いにきたの、、、」
真里奈はやつれているように見えた。
若々しかった面影は無く、年をとったようにも見えた。
「二人は付き合ってるんだよね?」
「お前には関係ない、、、話しをする気もない、、、行こう、詩織、、、」
「うん、、、」
「待ちなさいよ、、、話は済んでないわ、、、」
「話すいわれはもう無い、、、」
そう告げるとその場を去ろうとした。
「海斗、その泥棒ネコと結婚したら後悔するわよ、、、」
「俺たちは独身同志だ、誰にも邪魔はさせない、、、それに詩織のことを泥棒ネコなんて言うのはやめろ、彼女はそんなことしていない、、、」
「そうかしら、、、蛭間という会社の上司と不倫してるわよ、、、妻子持ちの不細工な50男と、、、だから泥棒ネコ、、、そうよね、詩織?」
何をいい加減なことを、、、
しかし詩織は真っ青な顔をしていた。
まさか、、、詩織が、、、
いや、あるはずが無い、、、
「俺はそんなこと信じない、、、」
「しょうが無いな、、、じゃあ、これを見せてあげる、、、」
真里奈はスマホを取り出し二人に見せた。
んっ、、、なんだこれは、、、
有料で見る裏サイトなのか?
いかがわしいタイトルが表記されていた。
バツイチ美女30代
スレンダーEカップのどM女が婚約者を裏切り妊娠覚悟の中出し浮気セックス
近日、アナルバージン喪失予定
どういうことだ?
これが詩織と何の関係が?
すぐに動画が再生される。
ベッドの女がアイマスクをされ、その股間には巨大なバイブが埋め込まれ音をたててうねっていた。
「壊れる!オマ○コ、壊れぢゃうぅ!」
下品に女が叫ぶ。
まさか、、、
でも、、、詩織に似ているような気がする、、、
目を凝らして画面に集中する。
「何がイヤだ、、、俺とオマ○コがしたくてデートをドタキャンしたんだろうが、、、」
頭を殴りつけられたような衝撃を受ける。
これは、、、
「課長のセックスの方が好き!」
マスクを外したが、すかさずボカシが入ってしまう。
だが、そっくりだ、、、髪型も、、、乳房も、身体つきも、、、
女がフェラチオを始める。
彼氏よりも男の方を優れていると褒め称える言葉が胸に突き刺さる。
「詩織、、、」
男が名前を呼んだ。
そう、、、この女は間違いなく詩織だった、、、
海斗が見間違えるはずが無い、、、
「課長の方が好き!愛してるわ!」
詩織が叫んだ言葉が頭の中でこだまする。
虚ろな瞳で海斗は動画を見続けた。
「俺がいるのに他の男と婚約しやがって!」
そうか、、、そういうことか、、、
男が詩織の尻を叩いてる。
それを気持ちよさそうに受け入れる詩織、、、
尻の穴まで舐め合い、アナルセックスまで約束していた。
汚らわしいセックス、、、
詩織はそれを望んでいた、、、
自分には一生受け入れられない行為、、、
だから、、、もう終わりだ、、、
ナマで二人が繋がった。
詩織の蕩けきった顔、、、
醜いガマのような顔をした男の性器をシャブり、何度もキスをしてツバを呑み合っていた。
吐き気がした、、、
この女に二度と触れたくないと思った。
「来てぇ!わたしを孕ませてえ!」
男が詩織の中で射精していた。
もう見ることに耐えきれなかった。
スマホを返した。
「違う、、、わたしじゃない、、、こんなことしてない、、、海斗、信じて、、、」
すがりつく詩織を振り払う。
「触らないでくれ、、、これは詩織だ、間違いなく、、、もうウソはつくな、、、」
「そうよ詩織、、、これは間違いなくあなた、、、なんだったら下の毛をここで見せてくれる?海斗、このあとね、、、詩織、マン毛を剃ったんだよ、、、男の命令で、、、パイパンみたいになってオマ○コ濡れ濡れにして、、、また生セックスしたんだよ、、、この女はもう上司の完全なメス奴隷、、、」
「違う、、、してない、、、」
「このウソつき!なんだったら動画の続き海斗に見せようか?」
「わたし、、、わたしは、、、」
「どうせ何か理由をつけてまた海斗を騙そうと思ってたんでしょう?最低なのはあなたの方よ、、、人のこと散々責めておいて、、、同じことをしていた浮気女、、、」
「違う、、、わたしは、、、」
「バカみたい、、、言い訳も出来なくて、わたしはの連発、、、もうわたし行くわね、、、泥棒ネコのウソつきとは話すことも他にはないし、、、詩織、もう諦めなさい、、、他の男をまた騙せばいいわ、、、」
捨て台詞をはいて真里奈は行ってしまった。
「詩織、どうしてなんだ?」
「寂しかったの、、、離婚して辛かったとき、、、課長が慰めてくれて、、、つい、、、」
「つい、、、詩織はそんな女だったのか?」
「あの頃のわたしは、、、普通じゃなかったから、、、」
「俺もついなのか?寂しくて、紛らわすために、、、」
「違うよ!本気だった、本当に好きだった、ずっと、、、」
「あの男にも好きだとか愛してると叫んでたよな?」
「あれは、、、違う、、、本当に愛してるのは海斗だけ、、、」
「それならどうして男と切れなかった?」
「それは、、、脅されていたというか、、、」
「ウソをつくな、、、セックスだろう?」
「、、、そう、、、かも知れない、、、」
「あんな気味の悪いセックスがお前の望むものなのか?」
「だって、、、どうしようもないじゃない、、、わたしのカラダが、、、」
「妊娠して、子供を産んで、、、俺の子供だと騙すつもりだったのか?」
「それは、、、」
「お前のやってること、、、真里奈と一緒だな、、、」
「でもわたしは結婚したら課長とはちゃんと別れるつもりで、、、それからは海斗だけと決めてた、、、絶対に幸せな家庭を、、、」
この女の言ってることはメチャクチャだ、、、
「結婚するまで浮気を続けるつもりだったということだよな?」
「あっ、ああああ、、、ごめんなさい、、、わたし、すぐ別れる、、、そしてこんなこと二度としない、、、だからもう一度だけ、、、」
「もう無理だよ、、、詩織は何度も仕事だとウソをつ
いて、俺とのデートをドタキャンして浮気しまくってたんだぞ、、、お前は俺といるよりアイツとセックスすることを選んだ、、、もうその時点で終わりだ、、、分かるよな?」
「ああっ、、、そんな、、、」
「自分のしてきたことをよく考えてみろ、、、昔のお前はこんな女じゃ無かった、、、もう二度と会わない、、、もう俺の思い出はこれで全部無くなった、、、」
「ごめんなさい、、、本当にごめんなさい、、、」
「謝っても何も変わらない、、、もう詩織と俺は赤の他人だ、、、」
「イヤだよ、、、そんなのイヤだ、、、」
「俺に知られたらこうなると分かっていたんだろう?それなのに詩織は続けた、、、」
詩織は泣き崩れた。
涙を流し謝罪を続ける詩織を残し海斗はその場を離れて行った。
つづく
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